インフルエンザにそのレメディ、本当に大丈夫?熱を下げる前に知ってほしい真実とは?

インフルエンザとホメオパシー
この記事のポイント
  • インフルエンザの高熱は“身体からのサイン”。無理に熱を下げるとより深刻な不調を招く危険
  • レメディが効かないのは“病名”で選んでいるから
  • 本当に効くのは、高熱とは無関係な“あなたの体質に合うレメディ”かも?
  • 良かれと思ってやった子供へのレメディが、将来の免疫力を奪っている可能性も!?
  • プロのホメオパスは、薬を使わず3日でインフルエンザを乗り切る!?

クラシカルホメオパシーの専門家 世良純子。この記事では、インフルエンザに対してホメオパシーのレメディをどう活用するのか、その真実をプロの視点から徹底解説していきます。

あわせて、なぜあなたの選んだレメディが効かないのかという根本原因や、実は下げてはいけない高熱についても詳しくお話しします。

「インフルエンザのたびに薬を飲むのは抵抗がある」「自然な方法で家族の健康を守りたい」と感じている方は、ぜひ最後まで読んでください。

ホメオパス世良純子
ホメオパス世良純子

先に結論をお伝えすると、「インフルエンザを自然にケアしたい」なら、自己判断せず、まずプロのホメオパスに相談するのが一番安全で確実な方法です。そして危険な状況の場合は医療期間を利用してください。

目次

インフルエンザの症状で使われる代表的なレメディとは?

ホメオパシーレメディーと書籍

インフルエンザのつらい症状を和らげるために、ホメオパシーでは、アコナイト(Acon)やベラドンナ(Bell)などを使うことがよく知られています。

しかし、インフルエンザのような急性症状は、症状が少ないうえに使う本人がパニックになりやすいため、誤った処置をしがちです。

急性期のホメオパシーは案外プロでも難しいのです。

これから紹介するレメディーは、あくまで一般的に「使われることがある」という知識の共有であり、安易に自己判断でレメディー選ぶことを推奨するものでは決してないことに注意してください

この章では、以下の4段階に分けて解説していきます。

  • 【初期】急な発熱・悪寒・不安に使うレメディ
  • 【進行期】体の痛み・頭痛・倦怠感に使うレメディ
  • 【特定の症状】咳・喉の痛み・鼻水に使うレメディ
ホメオパス世良純子
ホメオパス世良純子

くどいですが、安全にホメオパシーでインフルエンザに対処したいなら、必ずプロのホメオパスにかかるようにしてください。

【初期】急な発熱・悪寒・不安に使うレメディ

悪寒を関して寒がっている女性

インフルエンザは、突然の高熱や悪寒が突然はじまることも多いです。

そんなときは以下のようなレメディを使うことが多いです。

  • Aconitum napellus (アコナイト): 症状の突然の発症、強い不安や恐怖を伴う場合、手足が熱い。
  • Belladonna (ベラドンナ): 冷たい風にあたって突然始まる場合、顔が真っ赤になるような高熱、ズキズキする頭痛がある場合、足だけ冷たい場合。

【進行期】体の痛み・頭痛・倦怠感に使うレメディ

頭痛があって熱があり頭に手をあて体温計を持っている女性

インフルエンザが進行すると、体中の節々の痛みや頭痛、倦怠感に襲われることがあります。

このような症状に対し、ホメオパシーでは「どのような状況で、症状が楽になるか、悪化するか?」を非常に重視します。

「動くと悪化する」のか、「動いている方が楽」なのかで、選ぶレメディは全く異なります。

ホメオパス世良純子
ホメオパス世良純子

あまりにも多くのレメディを試すとどれが効いたのかわからなくなります。多くても3〜4種類にとどめておくのが無難です。

  • Bryonia alba (ブライオニア): 全ての症状が「動き」で悪化し、安静にしていると楽な場合に。
  • Gelsemium (ジェルセミウム): 強い倦怠感や脱力感、まぶたが重く感じるような場合に。
  • Rhus toxicodendron (ラストックス): じっとしていると痛み、動き始めると楽になる場合に、寝ているときに動き回る場合に。
  • Eupatorium perfoliatum (ユーパトリウム): 「骨が折れるような」節々の激しい痛みに。

【特定の症状】咳・喉の痛み・鼻水に使うレメディ

インフルエンザにかかって鼻をかんでいる女性

咳や喉の痛み、鼻水といった症状に対しても、ホメオパシーではその「個性」を詳しく見ていきます。

例えば、鼻水はサラサラか、ネバネバか?喉の痛みは焼けるようか、チクチクか?こうした細かな情報が、最適なレメディを見つける重要な手がかりになるのです。

  • Nux vomica (ナックスボミカ): 悪寒が強く、非常にイライラして光や音に敏感な場合に。
  • Arsenicum album (アーセニカム・アルセニクム アルブム): 焼けるような鼻水や喉の痛み、強い不安感と落ち着きのなさを伴う場合に、寒がり悪寒。

その熱、下げてはダメ!インフルエンザと高熱の真実

花粉症

「インフルエンザの高熱は、すぐに下げないと危険だ」とおもって必要以上に薬を濫用しすぎていませんか?

実は、プロのホメオパスから見ると、その常識は間違いです。

ホメオパシーではむやみに熱を下げることは、かえって不調をながびかせたり、熱が引いた後で体調が悪化する場合があると考えます。

この章では、高熱のホメオパシー的解釈を解き明かしていきます。

【大前提】高熱は身体からのメッセージ?

まず、ホメオパシーでは大前提として、高熱はすべてが「悪」ではなく、あなたの身体を守るための正常な反応の場合もあるということです。

熱が出るのは、あなたの免疫システムが活性化し、ウイルスと全力で戦っている証拠の場合もあります。

イメージすると、「身体の大掃除」や「浄化プロセス」です。

普段の生活で溜め込んだ疲労やストレスを、熱というエネルギーを使って燃やし、外に出そうとしているのです。つまり高熱は、あなたの生命力が健全に働いている証かもしれません。

熱を下げるのが危険な人の3つの特徴

子供が熱を出してマスクをして頭にタオルをあてている

高熱が体にとって必要なプロセスだとしても、特に「解熱には慎重になるべき人」がいます。

ホメオパス世良純子
ホメオパス世良純子

もしあなたが以下の特徴に当てはまるなら、インフルエンザによる高熱は、むしろあなたの心身に良い影響を与えるチャンスかもしれません。

  • 心に深い悩みを抱えている
  • 慢性的な持病がある
  • 生命力が著しく低下している

特徴1:心に深い悩みを抱えている

長引く気分の落ち込みやうつなど、心に深い悩みを抱えていて長い間高い熱を出したことがない方にとって、高熱を出すことはむしろ良い場合もあります。

ホメオパシーでは、精神(内側)の不調和が、熱という身体症状(外側)になって現れるのは、治癒が健全に進んでいるサインだと考えます。

注意!高熱さえ出せばすべてが良い方向にすすんでいるとか、必ず健康になっているとは解釈しないでください。

この大切なプロセスを解熱剤で中断させてしまうと、問題は再び心の内側へと押し戻され、根本的な解決がさらに遠のいてしまう可能性があります。

特徴2:慢性的な持病がある

花粉症や喘息といった慢性的な持病をお持ちの方で、高熱を何年もだしたことがない方が、インフルエンザの高熱をだした場合も良い熱かもしれません。

体の問題が表面に押し出されている良い兆候であり、この体の自然な治癒プロセスを「出し切る」ことで、長年の慢性病が改善に向かうケースは少なくありません。

特徴3:生命力が著しく低下している

インフルエンザにかかっても高熱が出ず、微熱やだるさが長くだらだらと続く…。

これは、身体がウイルスと十分に戦うだけの「生命力」が不足しているサインかもしれません。

このような状態でレメディを使って無理に熱を上げ下げするのは、かえって身体を消耗させてしまう危険があります。

安易な解熱が慢性病や心の不調を招く理由

ここまで見てきたようにインフルエンザの症状はすべてを薬で無理やり抑え込む行為は必ずしも身体にとって良いとは限りません。

熱が出るたびに、無理して薬で熱を下げて、無理してでも会社にゆくのは身体にとって良くない場合もあります。

それは、部屋のゴミを掃除機で吸い取るのではなく、見て見ぬふりをしてカーペットの下に隠しつづけるようなものです。

一見、症状が消えて「治った」ように見えますが、体の中から外に出ようとしていた問題は、行き場を失い、身体のより深く、より重要な部分(内臓や精神)へと押し込められてしまうかもしれません。

Q&A.なぜあなたのレメディは効かない?専門家が回答するよくあるご質問

Q&Aとかいているパソコンの画面

「インフルエンザに良いと聞くレメディを試したのに、全く効かなかった…」

この経験から「ホメオパシーは効かない」と結論づけるのは早計です。

実は、失敗の原因はホメオパシーそのものではなく、レメディの『選び方』にあります。

ここでは、なぜセルフケアがうまくいかないのか、プロだけが知る根本的な理由を解説します。

  • 「インフルエンザ」という病名で選んでいる
  • 実は「慢性のレメディ」が必要なケースだった
  • レメディが効いているサインの見逃し

Q.「インフルエンザ」に効くレメディーを摂っているのに熱が下がりません

A.レメディーが適合していないか、ポテンシーがあっていない可能性が高いです、プロに相談するかひどい状態なら病院にいきましょう

まず、大前提としてインフルエンザに罹患しているものの、耐えうる程度ならホメオパシーを使うことは可能です。

ぐったりして危険な状態なら医療機関を検討してください。

もし、ホメオパシーを使える状態ならば、レメディーが適合しないのは以下の理由でしょう。

私たちはつい、西洋医学の考え方で、「インフルエンザという病気には、このレメディ」というように、病名と薬のように病名とレメディを1対1で結びつけて考えがちです。

しかし、ホメオパシーが見ているのは「インフルエンザ」という病名ではありません。

薬とレメディーの違いはこちらで詳しく解説しています。

見ているのは、「インフルエンザにかかっている、世界でたった一人の“あなた”」の全体像に適合するレメディーを探さなければいけません。

Q.インフルエンザのレメディー色々試して全部効果がなかったです

A.実は「慢性のレメディ」が必要なケースかもしれません

これは、セルフケアの本にはまず書かれていない、プロだからこそ知っている視点です。

実は、インフルエンザのような急性の症状に対して、全く高熱に関係がないレメディーでも、その人が本来持っている体質に合った「慢性のレメディ」が効果を発揮することがあるのです。

私のクライアントさんでも、長年の悩んでいるメンタルの問題に使っているレメディーが、インフルエンザや風邪の高熱に効果をもたらしたことは何度でもあります。

ホメオパス世良純子
ホメオパス世良純子

後ほど詳しくお話ししますが、私自身がインフルエンザを乗り切った時に使ったのも、まさにこの「慢性のレメディ」を使いました。慢性のレメディー(その人にあっているレメディー)はあらゆる場面で高い効果をもたらします。

Q.熱が下がった気がしますが、後で上がりましたコレはレメディーが効果ないってこと?

A.効果が出ているのにあわててレメディーを変えてしまい、結果何も効果がなかったようにカンチガイする例も多々あります

熱が下がりかけている場合、そのまま継続すれば下がるのに早々とレメディーを変更してしまったり、ポテンシーをもっと上げないと熱が下がらないのに低いポテンシーを使っている場合も熱を下げきることができません。

大人が出す久々の熱は、38.5度〜39〜40度などの高熱になる場合があります。

その場合は、ホメオパシーレメディーの30や200程度のポテンシーでは熱が下がりきれません。

Q.熱は下がって鼻水とひどい咳が出ています、これはレメディーが効いていないのでは?

A.熱が下がり鼻水や咳が出るのは、問題が体の中心部から、より末端の安全な場所へと移動している証拠であり、治癒の理想的な経過です。

これはホメオパシーにおける最も重要な治癒の法則で、正式には「ヘリングの治癒の法則」と呼ばれます。

具体的には、①治癒は体の中心から末端へ、②より重要な器官から重要でない器官へ、③上から下へ、そして④症状が現れたのと逆の順番で消えていく、という4つの原則があります。

熱が下がり鼻水が出るのは、まさに①と②に則った理想的な経過なのです。

【体験談】実際に私がインフルエンザA型を3日で乗り切った記録

母親が子供の熱を心配して体温計を見ている

これはホメオパシーの専門家である私、世良が本当にホメオパシーでインフルエンザが良くなった体験談です。

これは、正しいレメディが見つかれば、いかに迅速に体が回復に向かうかを示す、一つの実例です。

1日目の午前3時

あれ?なんか体調おかしない?しんどいし熱いかも?とおもったところ熱がありました、

午前1時頃38度 ラストックスのレメディーの30cを何度かとる。

そのまま家で仕事していていよいよ寝ようとなったのが時間午前3時。

熱は上がって38.7度その後も熱があがる。

「うわあ!ヤバい」

今日15時からホメオパスとしての仕事つまってるのに、何が何でも熱下げないといけないから

ラストックス1Mをとる。

咳と鼻水が悪化(改善のサイン)。

1日目の12時間後15時

38.5度の熱は37度微熱に下がる。

咳と鼻水はまだあるが、全体的なエネルギーはすこし上がり、休み休み仕事できるくらいに改善。

この日のお仕事4人のセッション休み休み実施を無事終えました。

夜体力回復のためにラストックス200をとる。

2日目

オフなので一日休む。

咳より鼻水がひどいが熱は昼は36.8度~37.8度あたり。

ひたすら一日寝る、酸っぱいものがほしくなり蜜柑など柑橘系がほしくなりひたすら果物を摂取。食欲はない。

ラストックス200をとる。

3日目

インフルエンザの検査結果

この風邪は普通の風邪ではないと気づいたので病院で検査。

熱は36.7度くらいでもう下がっていたが、検査の結果、インフルエンザA型だと判明。

熱がさがってからあと1日休んでから外出するように病院でいわれる。

この日も仕事で2つセッションをするが1日目よりかなり楽で食欲もすこしある。

4日目

家で5件セッションをする、オンラインでホメオパスとミーティングやインタビューを行う。

熱は下がっていたが鼻水があった。

5日目

実質インフルエンザの症状が出て

高熱を平熱まで下げるのにかかった時間は1日半ほど。

鼻水や咳が外出できるほど落ち着いたのは3日ほど。

プロはこう使う!レメディ選択のコツと注意点

私の体験談を読んで、「じゃあ私もインフルエンザにラストックスを試そう!」と思った方がいるかもしれませんが、それは絶対にやめてください。

ラストックスは、あくまで「私にとっての」正解だったに過ぎません。

ここでは、プロがどのようにレメディを使い分けているのか、その思考プロセスの一部と、セルフケアに潜む危険性についてお話しします。

ポテンシー(30C, 200C, 1M)の使い分け

ホメオパシーのレメディー

レメディには「ポテンシー」と呼ばれる希釈度を示す数字があります。

Cは100倍希釈、Mは1000倍希釈を意味し、30Cは100倍希釈を30回繰り返したものです。

この希釈と振盪のプロセスで、元の物質が持つエネルギー的な情報が増幅される、とホメオパシーでは考えています。

インフルエンザのような激しい症状の場合、プロは200C以上の高いポテンシーを使うことが多いです。

なぜなら、症状の勢いに見合うだけの強い刺激が必要だからです。

ただし、これは「効くレメディがはっきりとわかっている」場合に限られます。

もし、どのレメディが合うか確信が持てない場合は、30Cのような低いポテンシーから始め、効果が見られたら200Cへと上げていくのが安全です。

自己判断で200以上のポテンシーを使うのは非常に危険なので絶対にやめてください。

レメディを飲む頻度とタイミングの見極め方

基本は、1回レメディを摂ったら、体の反応をじっくりと観察します。

少しでも症状が楽になるなど、良い変化が見られたら、次のレメディは必要ありません。体が自己治癒を始めたサインなので、そのプロセスを見守ります。

もし、改善が止まったり、再び症状が悪化してきたら、その時が次のレメディを摂るタイミングです。

やみくもに何度もレメディを摂り続けると、かえって体の反応を混乱させてしまうので注意が必要です。

【特に子供は注意】自己判断でのレメディ使用が危険な理由

子供が病気になって母親の胸にもたれている

お子さんの高熱で、セルフケアでレメディを使う方は多いかもしれません。

確かに、子供は生命力が旺盛なため、大人よりもレメディが効きやすい傾向があります。

しかし、私はここに大きな警鐘を鳴らしたいと思います。

子供の熱に、安易にレメディを使い、熱を下げてしまうことは、その子の将来の免疫形成にとって、あまり良いことではありません。

【完全ガイド】子供の熱・発熱・高熱にホメオパシーのレメディで対応|危険な使い方も解説の記事を参考にしてみてください。

子供は熱を出すたびに、免疫システムを訓練し、より強く成長していきます。

その貴重な機会を、大人の都合で毎回のように奪ってしまうことは、長い目で見て子供の健康を損なう可能性があるのです。

ホメオパシーは、正しく使えば素晴らしい自然療法ですが、一歩間違えれば害になる可能性も秘めています。

特に、大切なお子さんの健康がかかっているのなら、なおさらです。

自分一人でレメディを判断するのは非常に危険です。まずはプロのホメオパスにかかることを強くお勧めします。

インフルエンザとホメオパシーのよくある質問

ホメオパシーレメディー

最後に、インフルエンザとホメオパシーに関して、多くの方が抱くであろう疑問について、Q&A形式でお答えします。

Q.インフルエンザの予防にレメディーは使えるの?

A:インフルエンザの「予防」を目的として、季節の前にレメディーをとるという考えがあります(オシロコシナムやインフルエンザイナムといったレメディ)しかし、クラシカルホメオパシーでは「予防」にレメディーは使いません。

本当の意味での「予防」とは何でしょうか?

それは、レメディを飲むこと以上に、あなた自身が本来持っている生命力・免疫力を最大限に高めることです。

ホメオパシーのセッションでは、病気にかかりにくい体質へと根本から整えていくことを目指します。

Q.そもそもホメオパシーとは?

A.ホメオパシーは、「症状を引き起こすものが、その症状を癒す」という「同種の法則」に基づいた、約200年の歴史を持つ自然療法です。

ホメオパシーは、決して一部の人が信じているだけのマイナーな療法ではありません。例えば、世界保健機関(WHO)も、その報告書の中でホメオパシーを世界中で広く利用されている補完代替医療の一つとして位置づけています。

より詳しい歴史や考え方については、こちらの記事で網羅的に解説しています。
>>ホメオパシーとは?創始者から歴史、世界での扱いまで

Q.ホメオパシーに科学的根拠はあるの?

A.ホメオパシーの有効性については、現代科学の観点から、今もなお議論が続いています。

レメディは、元の物質が分子レベルではほとんど残らないほど希釈されているため、「プラセボ(偽薬)効果以上のものはない」というのが、現在の主流な科学的見解です。

しかし、私を含め、世界中のホメオパスの臨床現場では、プラセボ効果だけでは説明がつかないような数多くの治癒事例が、日々生まれているのもまた事実です。

ホメオパシーが怪しいと言われる理由はこちらの記事でも詳しく解説しています。

Q.副作用や好転反応はある?

A.レメディは物質的な作用ではないため、一般的な医薬品のような化学的な「副作用」の心配はありません。

ただし、治癒の過程で、一時的に症状が悪化したように見えたり、過去の古い症状が再び現れたりする「好転反応」と呼ばれる現象が起きることがあります

これは、体が治癒に向かう過程で、溜め込んでいた問題を排出しようとする健全なプロセスです。

しかし、ただの悪化との見極めは非常に難しく、プロの判断が不可欠です。

好転反応については、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>なぜホメオパシーは「危険」と言われる?好転反応の嘘や副作用も解説

Q.病院の薬と併用できる?

A.はい、ホメオパシーは病院での治療や薬と併用することが可能です。

日本国内の医師や歯科医師で構成される日本ホメオパシー医学会(JPSH)も、公式サイトで「ホメオパシーは現代西洋医学を否定するものではなく、両者を上手に利用することが、患者さんのQOL(生活の質)の向上に役立つ」との見解を示しています。

ただし、薬とレメディを同時に飲む場合は、互いの作用を妨げないよう、20分ほど時間を空けることが推奨されています。

自己判断で病院の薬を中断することは、絶対にしないでください必ず医師やホメオパスなど、専門家の指導のもとで進めるようにしてください。

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