- 【衝撃】その関節痛、本当の原因はホルモンではありません
- 朝の手指のこわばりは、パートナーへの「言えない想い」が固まったサインかも?
- 安易なホルモン補充療法は超危険!根本原因を悪化させ、別の婦人科系疾患を引き起こすリスクも
- プロのホメオパスは「症状」ではなく「人生の歴史」から最適なレメディを選びます
- その痛みは老化のサインじゃない!「人生の主役を取り戻せ」というメッセージです
クラシカルホメオパシーの専門家世良純子です、この記事では、更年期のつらい関節痛の原因と、ホメオパシーによる根本的な改善アプローチについて紹介していきます。
更年期女性の約半数が経験するとも言われる関節痛ですが、ホメオパシー的解釈では、その原因は単にホルモンの影響だけではありません。
「年齢のせいだと諦めたくない」「薬だけに頼らず、根本から改善したい」と感じている女性はぜひ最後まで読んでください。
先に結論をお伝えすると、「つらい更年期の関節痛を根本から改善したい」なら、個別相談付きの無料メルマガで自分の状態を知るのが一番おすすめですよ。
更年期に関節が痛む3つの原因

この章では、あなたの痛みの根本原因を理解するために、以下の3つの原因を掘り下げていきます。
- エストロゲン減少による関節保護機能の低下
- 長年の身体の使い方の癖や物理的な問題
- 「前に進みたくない気持ち」が引き起こす
- 改善の好転反応
もし、少しでも「私のことかも…」と感じたら、一人で抱え込まずにプロに相談することも考えてみてください。
原因1:エストロゲン減少による関節保護機能の低下

まず身体的な原因として、女性ホルモン「エストロゲン」の急激な減少が挙げられます。
医学的にも、エストロゲンには関節の炎症を抑え、軟骨や腱を保護する作用があることがわかっています(参考)
更年期に入り、このエストロゲンが急に減ってしまうと、関節の保護機能が弱まり、いわば油切れのような状態になります。
その結果、関節がこわばったり、炎症が起きて痛みを感じやすくなったりすると参考資料にも記載されています。
原因2:長年の身体の使い方の癖や物理的な問題
長年の身体の使い方の癖も、更年期の関節痛を悪化させる見過ごせない原因です。
例えば、いつも同じ側の肩にバッグをかける、足を組む癖がある、洗濯物を干すために立ったり座ったり、重い荷物を無理して持っていませんか?
デスクワークで猫背になりがち、といったことはありませんか?
加えてスポーツや、山登りが好きで関節に負担をかけつづけていませんか?
こうした無意識の癖は、特定の関節に負担を集中させます。
若い頃は体力でカバーできていたものも、更年期で身体が変化するタイミングで筋肉が衰え、長年の「負債」が一気に表面化してくるのです。
負担がかかり続けた関節は痛みやこわばりを引き起こします。
エストロゲンの減少に、この生活習慣が加わることで、症状はさらに根深いものになってしまいます。
この場合は、病院だけではなく、整体など総合的に身体のつながりを見てもらえるところで相談するのもよいでしょう。
原因3:「前に進みたくない気持ち」が引き起こす

私がホメオパスとして多くの女性を見てきた中で、足の関節の痛みは物理的な問題もありますが、ホメオパシー的解釈として「前に進みたくない」という気持ちのサインの場合があります。
更年期の時期は、子育てがやっと落ち着いて自分の時間ができ、
「子育てが終わってやることがない」
「子供が自立して寂しい」
「何か始めたいものの、何をすればいいかわからない・・」
と考え始める時期です。
新たに仕事を始めた、資格をとった、趣味をはじめた。
夫と2人で移住を考えているといった方もいるでしょう。
そうした先の見えない感情は、無意識のうちに身体を緊張させ、不安にさせ、血流を滞らせるかもしれません。
その緊張が、身体の「節々」に痛みやこわばりとして現れる場合もあるのです。
あなたのその痛みは、身体からの「もう我慢しなくていいんだよ、そろそろ自分らしく生き直そう」というメッセージかもしれません。
実は私自身も、過去にアトピーや婦人科系の不調に苦しんだ経験から、感情を抑え込むことがどれほど身体に影響を与えるかを痛感してきました。
だからこそ、あなたのその痛みが単なる身体の問題ではないと、経験をもって断言できるのです。
心の奥深くにある本当の原因にアプローチすることが、根本改善への一番の近道ですよ。
症状別|あなたに合うレメディの見つけ方

更年期の関節痛に対して、ホメオパシーは心と身体の両面からアプローチできる、非常に有効な選択肢です。
レメディは、あなたの身体が本来持っている自己治癒力にスイッチを入れ、根本的な改善をサポートしてくれます。
この章では、代表的な痛み別にレメディーのご紹介をしてゆきます。
ただし、自己判断でのレメディ選びは、かえって症状を悪化させる危険性もあります。

これらの情報はあくまで参考とし、必ず専門の資格を持ったプロのクラシカルホメオパスに相談してください。
それでは、一つずつ見ていきましょう。
Rhus Tox ラストックス:動き始めの痛みに

Rhus Tox(ラストックス)は、「動き始め」に強い痛みやこわばりを感じる場合に、最初に検討される代表的なレメディです。
朝ベッドから起き上がる時や、椅子から立ち上がる時の一歩目が特につらい。
しかし、少し我慢して動いているうちに、だんだんと痛みが和らいでくるの、といったように「動き始めがつらい」のが最大の特徴です。
また、雨の日や湿気の多い寒い日に症状が悪化する傾向もあります。
じっとしていると落ち着かず、常に身体を動かしていたい、という精神的な特徴も持っています。
レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)のような症状を伴う場合にも、ラストックスが合うことが多いです。
また、牛乳が好きな人、最近妙に牛乳が飲みたくなったなら、このレメディーが適合してきたサインです。
Bryonia(ブリオニア、ブライオニア):安静で楽になる痛みに
Bryonia(ブライオニア)は、逆に「とにかく安静にしていたい」タイプの痛みに適しています。
少しでも動かすと、ズキッとした鋭い痛みが走るため、患部を圧迫してじっとしているのが一番楽だと感じます。そのため、仕事や家事など、何をするにも億劫になってしまいがちです。
精神的には、一人で静かにしていたい、邪魔されたくないという気持ちが強くなります。
また、口や喉がカラカラに渇く、という身体的な特徴もしばしば見られます。
動くことで悪化する痛みには、ブライオニアが助けになるかもしれません。
Pulsatilla (プルサタイラ・プルサティラ):変わりやすい痛みに

Puls(プルサティラ)は、痛みがあちこちに移動する移動性の痛みの場合に使うレメディーです。
温かい部屋や熱で悪化し、冷たい空気で改善する傾向があります。
精神的には、寂しがったり、共感してほしがったり、泣きだしたりする柔和な女性に適合します。
更年期のホルモン変化に伴う症状によく合致します。
その他のレメディー
Actaea racemosa / Cimicifuga (アクテア・ラセモーサ / シミシフーガ)
これらのレメディーは「関節痛」のレメディーではありませんが、更年期時期のホルモン状態を整えるレメディーです。
メンタルや、全体の不調をケアしているうちに、関節痛も一緒に和らげられたという事例がインドでは見られたそうです。
Actaea racemosa / Cimicifuga (アクテア・ラセモーサ / シミシフーガ)は、関節の痛みと共に、強い気分の落ち込みや不安感を抱えている場合に合うレメディです。
まるで「黒い雲に覆われているようだ」と表現されるような、出口の見えない閉塞感や憂鬱な気分が特徴です。
首や肩のひどいこりからくる頭痛を伴うことも多く、月経周期によって症状が変動しやすい傾向もあります。
おしゃべりになったり、逆に落ち込んだりと、気分の波が激しいのもサインの一つです。
Sepia:無気力やイライラを伴う痛みに
Sepia(セピア)も、関節痛のレメディーではありませんが、更年期の様々な不調に用いられる代表的なレメディで、特に関節痛と「無気力感」が同時にある場合に非常に有効です。
精神的には何もかもがどうでもいいと感じ、大好きな趣味さえやる気が起きない。
家族、特に夫や子どもに対して、些細なことでイライラして当たり散らしてしまう…。
身体的には、強い疲労感や、内臓が下に引っ張られるような感覚を伴います。特に朝や左側に症状が強く出る傾向があるのも特徴です。
4回の手術経験で西洋医学の限界を痛感。
虐待のトラウマとアトピーを克服した私がたどり着いた方法”ホメオパシー”
【体験談】ヘパーデンの痛みは心の叫びだった?

ここでは、クラシカルホメオパシーの専門家 世良純子である私が、実際に担当したクライアントさんの改善事例を通して、プロの思考プロセスを具体的にお見せします。
40代女性のヘパーデン結節が抱えていた「本当の問題」
彼女はヘパーデン結節、指の第1関節(DIP関節)の変形性関節症で悩んでいました。
最初は「年齢のせいかな」と諦めかけていて、ヘパーデンは原因不明の症状だから治らないとあきらめていました。
が、実はその頃、ちょうど子育ての大変さが少し落ち着き、子育てのパートナーだった夫が違う存在に見えてきた頃でした。
「この人とずっとこれからも一生いきてゆくの?」
「子供のさまざまな不調と向き合って生きていけるパートナーなの?」
「子供はこれからどうする?」
もちろん、問診では手指の痛みについて詳しく伺います。
しかし、ホメオパシーで最も重要なのは、その症状の裏にある「心」の状態です。
プロのホメオパスは、パズルのピースを組み合わせるように、クライアントの情報から最適なレメディを導き出します。
Aさんの場合一見ヘパーデンには一切関係がないホルモン系のレメディーをとって、精神状態も関節の状態も改善してゆきました。
そして関節痛が治ったずっとその後、生き直す決心をして新たな仕事をはじめキラキラ輝き出した後、彼女は離婚を決めました。
手の症状はヒーリング的に手は、心臓のエネルギー(ハートチャクラ)から流れる愛や生命エネルギーを、
外の世界へ「伝える」出口のような存在です。
身体の症状の背景にはあらゆる心の問題が隠れています
- 「与えること」「受け取ること」のバランスが崩れている
- 自分の想いを形にする力が滞っている
- 行動したいけれど、どう動けばいいかわからない
- 無意識に“拒絶”や“自己防衛”のエネルギーが働いている
手のこわばりや痛みは、「行動への抵抗」「表現への恐れ」とつながりやすいです。
このように、クラシカルホメオパシーの専門家による客観的な視点があって初めて、根本原因に合ったレメディが見つかります。
自己判断でレメディを選ぶのは、宝くじを当てるようなもの。プロに任せるのが改善への最短ルートですよ。
痛みが続くなら知っておきたいこと

痛みが続くと、不安が頭をよぎりますよね。
ここでは、そうした不安や疑問に答えるために、知っておくべき重要な情報をお伝えします。
この章で解説するのは、以下の3つのポイントです。
- 関節リウマチなど他の病気の可能性
- 安易なホルモン補充療法の危険性
- 病院治療とホメオパシーの上手な併用方法
関節リウマチなど他の病気の可能性は必ずチェック
更年期の関節痛と症状が非常に似ている病気に「関節リウマチ」があります。
関節リウマチは自己免疫疾患の一つで、放置すると関節の変形につながることもあるため、早期発見が非常に重要です。
ホメオパシーなどの補完療法の適応内ではない場合もあります。
自己判断せずに専門医を受診おすすめし、診断をはっきりさせることが最優先です。
ホルモン補充療法はよく考えて

ホルモン補充療法を試したものの、別の不調に悩まされるようになった、ウツっぽくなったというご相談をいただくことがあります。
あくまでもホメオパシー的見地からですが、婦人科で提案されがちなホルモン補充療法(HRT)は、治療のため選択肢が他にないなら仕方がありません。
しかし、もし積極的理由「若返りのため」などに使っているならおすすめしません。
実際に、乳癌診療ガイドラインでも、ホルモン補充療法(HRT)による乳がん発症リスクのわずかな増加が示されており、不正出血などの副作用も報告されています。
担当医と相談し、よく考えて専門家に相談して治療方針を決めてください。
なぜその症状が出ているのか?根本原因と向き合うこともよいかもしれません。
どうすれば良いか迷ったら、一人で悩まずに専門家と一緒に最適な方法を探していきましょう。
上手にホメオパシーを使って更年期障害を乗り越えよう

病院での治療とホメオパシーは、対立するものではなく、賢く併用することが可能です。
まずは病院でしっかりと検査を受け、関節リウマチなど他の病気がないことを確認する。
その上で、診断された「更年期障害」という状態に対して、身体だけではなく、心もケアしたいながホメオパシーで心と身体の根本原因にアプローチしていく、という使い方が理想的です。
すでに痛み止めやホルモン剤を服用している場合でも、ホメオパシーのレメディを摂ることはできます。
更年期の関節痛は、ホルモンが減少したことで起こる、避けられない老化現象ではありません。
また、永遠に続く症状でもなくあくまでも一時的におこる症状です。
あなたの心と身体が発している「人生の転換期だよ」という大切なサインなのです。
「言えない想い」を解放し、長年の身体の癖を見直す。そして、自分自身の心と深く向き合う。
ホメオパシーは、そのプロセスを優しく、しかし力強くサポートしてくれる心強い味方です。
この変化の時期を健やかに、そして自分らしく輝いて過ごすために、ホメオパシーという選択肢をぜひ取り入れてみてください。
一人で悶々と悩み続ける時間はもう終わりです。まずは、あなたの声を聞かせてください。
4回の手術経験で西洋医学の限界を痛感。
虐待のトラウマとアトピーを克服した私がたどり着いた方法”ホメオパシー”
更年期の関節痛についてのよくあるご質問

Q. 更年期時期の関節痛はラストックスやブリオニアといった四肢の痛みのレメディーでしか治りませんか?
A. いいえ、関節に関係がないレメディーでも関節の不調が改善する場合もあります。
クラシカルホメオパシーの専門家である私の経験からいうと、ホメオパシーのレメディーは「関節痛」を治すわけではありません。
病気を治しているのではなく、その人の状態を整えているのです。
ですから更年期の時期はホルモンのレメディーを使うことによって関節に関係ないレメディーでも関節がケアできることも多々あります。
Q. 更年期の時期に関節痛がひどくなるのは身体が弱いということ?
A. いいえ、違いますホメオパシー的にはメンタルに症状が出るより体質が強いと解釈します
Q. ホメオパシーのレメディを自分で選んで試してもいいですか?
A. いいえ、自己判断でのレメディ選びは症状を悪化させる可能性があり、非常に危険です。
ホメオパシーのレメディは、関節痛という症状だけでなく、その人の感情や体質、生活習慣など全体像を専門家が細かく分析して初めて最適なものが見つかります。
必ず信頼できるプロのホメオパスに相談してください。
【参考文献・引用元】
- ミラザ新宿つるかめクリニック「更年期と関節痛」
- 井出整形外科クリニック「更年期症状と関節炎」
- 日本乳癌学会「患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版」
- サミュエル・ハーネマン『医術のオルガノン』
