- その不調、「パートナー喪失」が原因かも?
- 不調の原因は自覚できない「夜の生活」の「抑圧」
- コナイアムが合う人の特徴は「石のような硬さ」にある
- 寝返りすら怖い…「頭を動かすと回るめまい」の正体とは?
- ホルモン系の不調や月経の停止
- 「感情が死んでいく」感覚は心の硬化のサイン
- 足から忍び寄る麻痺と衰弱。レメディを見極める重要なサイン
クラシカルホメオパシーの専門家 世良純子です。
この記事では、「未亡人のレメディ」とも呼ばれる「コナイアム(コニウム/Con.)」について紹介していきます。
あわせて、コナイアムが必要な人の特徴的な身体症状や、レメディを使う際の注意点についても解説していきます。
パートナーとの別れや死別後、原因不明の「しこり」や「めまい」に悩んでいる方はぜひ最後まで読んでください。
先に結論をお伝えすると、コナイアムは「心身の石のような硬化」を解きほぐし、本来の柔らかさを取り戻すためのレメディです。
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コナイアム源物質はドクニンジンのレメディー

コナイアムの源物質は、、「セリ科(Apiaceae)」のドクニンジン(学名:Conium maculatum)、英語では「Poison Hemlock(ポイズン・ヘムロック)」と呼ばれ、白い傘のような花を咲かせます。
私たちが食べる人参(学名:Daucus carota)と誤食事故が絶えない植物です。
この植物は猛毒のアルカロイド(主に「コニイン」)を含有しており、古代ギリシャの哲学者ソクラテスが処刑される際に飲まされた「毒杯」の成分として歴史的に非常に有名です。
コニインは運動神経の末梢に作用し、「下半身(足先)から始まり、徐々に上に向かって広がる麻痺(上行性麻痺)」を引き起こします。
毒を源料にしたレメディーは非常に強い作用をもたらしますが、ホメオパシーのレメディーは毒性がなくなるまで極度に希釈・振盪されていますので危険はありません。
近年学術的な研究が行われ、一部の研究では、ドクニンジン抽出物が特定の細胞株(HeLa細胞など)に対して、活性酸素種(ROS)の生成を通じてアポトーシス(細胞の自然死)を誘導する可能性が報告されています。
ただし、あくまで試験管レベルでの基礎研究であり、人体への臨床的ながん治療効果を裏付けるものではありません。
【主な情報ソース(出典元)】
コナイアム(コニウムマクラトゥム/Con.)のキーワードは「抑圧」と「硬化」
コニウムは、心身の「抑圧」によって「硬化」の問題が出る人に適合するレメディーで、ホルモンと深い関わりがあります。
パートナーを失った後に不調が出る人に使うことから「未亡人のレメディ」とも呼ばれています。
パートナーを失うとは、死別に限らず、離婚・恋人との別れでも該当します。
別れや死別で独りになり、ホルモン的気分が抑圧され問題を作るケースによく合います。
【身体的効果】コナイアムがもたらす身体への影響5選
コナイアムは、身体に生じる「硬化」や、徐々に進行する「麻痺」に作用します。
具体的には、以下のような特徴的な身体症状のケアに適しています。
- 回転性めまいや更年期・メニエールに
- 石のように硬い腺の腫れ・しこり
- 月経・子宮・卵巣・乳房ホルモンの悩みに
- 排尿の断続・前立腺トラブルのケアに
- 下半身から進行する麻痺・衰弱
それぞれについて、1つずつ詳しく解説していきます。
レメディコニウム「回転性めまい」や更年期・メニエールに

頭を横に向けたり、ベッドで寝返りを打ったりすると悪化するめまいが特徴です。
ひどい場合は歩けずに這うほどの回転性めまいや、メニエール症候群にも用いられます。
また、更年期のめまいの助けにもなります、くわしくは以下の記事をお読みください。
横になって頭を少し動かしただけで世界が回るなら、コナイアムの出番かもしれません。

石のように硬い「腺の腫れ・しこり」に

患部が石のようにカチカチに硬くなる乳房の腫れやしこりのケアに使います。
コナイアムの特徴的なテーマが、腺組織の「硬化」にあるからです。
乳腺、前立腺、子宮などが硬くなる場合や、打撲後にしこりが残るケースにも使われます。
悪性の腫瘍を含め、硬く変化してしまった組織へのアプローチとなります。
コニウム月経・子宮・卵巣・乳房ホルモンの悩みに
コニウムはホメオパシー的にホルモン系と関連の深いレメディーで、月経や婦人科のあらゆる問題にフィットします。
月経困難や、無月経、月経の抑圧(薬など)による悪化、月経が特別少ない状態などにも寄り添います。
また、卵巣の肥大や硬化、子宮のしこりや乳房のしこり、乳腺とも相性がよいレメディーです。
患部が石のように硬くなっている場合も、コナイアムを示しています。
これらの症状は性的抑圧から発症します(詳しくは精神症状をお読みください)。
排尿の断続・前立腺トラブルのケアに
男性の場合、尿が出たり止まったりを繰り返す「断続」の症状が現れやすいです。
エネルギーの抑圧による影響が、まず前立腺の機能不全として現れるからです。
出したい欲求はあるのに少ししか出ず、また止まるという排尿障害を起こします。
このため、夜中に何度もトイレに起きなければならない状態のケアに役立ちます。
下半身から進行する「麻痺・衰弱」に

下半身から上半身へと、徐々に進行していく麻痺や衰弱にも適合します。
ドクニンジンの毒のように、大脳脊髄系の運動神経が穏やかに麻痺していくイメージです。
そのため、高齢の方に見られる衰弱のケアにも、よく選ばれるレメディです。
ただし、ここで紹介したような「しこり」や「麻痺」といった「硬い」症状は、一歩間違えれば深刻な事態になりかねないものです。
まずは医療機関にかかり適切な治療を受けることを強くおすすめします。
そのうえでレメディーを併用したい場合は、プロのホメオパスに相談し、安全なアプローチをとるようにしてください。
症状が「硬化」しているということは、それだけ根が深いということ。
自分一人でレメディを選んで対処しようとするのは、非常に危険です。
ホメオパシーを自己判断で行うリスクについては、以下の記事で詳しく解説しています。
>>なぜホメオパシーは「危険」と言われる?好転反応の嘘や副作用、誤ったレメディの危険性も
【精神的効果】コナイアムがもたらす心の変化4選

コナイアム(Con.)は、硬直してしまった心や思考を解きほぐし、解放へ導きます。
レメディが適切に作用すれば、以下のような精神面の変化が期待できます。
- 性的抑圧からの解放
- 硬直した感情(無感動・鬱)からの解放
- 知的能力の低下や記憶力の悪化・痴呆の改善
- 迷信や強迫観念からの脱却
- 物質的な執着と所有欲の緩和
それぞれの変化について、具体的に解説します。
変化1:性的活動の抑圧からの解放

コナイアムは「未亡人のレメディ」です、パートナーの喪失によって性的抑圧となり、行場を失ったエネルギーが身体や心の問題がおこるレメディーです。
結婚相手との死別や離別だけではなく、パートナーとの別れやセ◯クスレス症状がはじまるのがこのレメディーの特徴です。
また、パートナーがいなくても、未婚の男女が、価値観や宗教的な理由によって禁欲している場合も心や身体の症状発症の要因になります。
彼等は、自覚がありませんが、本来性的なエネルギーは強く、それを身体が欲しています。
しかし、必ずしも別れのショックやセックスレスや抑圧に不満をもっているわけでもなく、自覚できない場合もしばしばなのです。
似たような「抑圧で問題が出るレメディー」にラカシス・ラケシスがありますが、こちらは「激しさ」「表出」を伴うので間違えないでください。
パートナーとの別れの問題にはイグナシアがありますが、こちらは病理の原因が「死別や失恋による悲しみ」そのものにある場合に使います。
変化2:硬直した感情(無感動・うつうつ)からの解放

コナイアム適合の方は悲しみや喜びを感じる心の機能が、徐々に弱まり、感情が麻痺し、周囲に対して心が「硬く」なり無関心になってしまう状態をケアします。
プレゼントをもらっても喜べず、悲しい時に泣くことさえできなくなります。
家族に対しても疎外感を抱き、誰とも交流できない鬱的な状態を改善へ導けるかもしれません。
悲しいときに泣けない、無感動になる他のレメディーにはネイチュミュア・ナトルム ムリアティクムがあります、違いをしっかり感じ取ってください。
ただ、これらの「心の硬化」は、自分自身ではなかなか気づけないものです。
「最近、感情が動かなくなった」
「なんだか頭の働きが悪くなった気がする」
もしそう感じるなら、それはコナイアムが必要なサインかもしれませんが、自分の心の奥底にある問題を一人で見つめるのは難しいですよね。
ぜひ一度プロの視点で、あなたの心の状態を紐解いてみませんか?
4回の手術経験で西洋医学の限界を痛感。
虐待のトラウマとアトピーを克服した私がたどり着いた方法”ホメオパシー”
変化3:物質的な執着と所有欲の緩和

コニウムは精神性より物質を優先する、現実的な人で、自分の周りの物質的な世界、所有物、習慣、家族に執着しています。
そのため、「物質的損失(夫との死別含め)」があると、症状が現れます。
精神性への関心を失い、唯物論的な思考に傾いている状態は「心が硬い」といえるでしょう。
このいきすぎた物質主義をコナイアムは優しく癒やします。
変化4:迷信や強迫観念からの脱却
上記の「物質的」とは一見相反するようにみえるのですが、コナイアムは「迷信的」で、特定のルールにこだわる強迫的な行動パターンをとります。
心の一部が硬くなり、柔軟性を失って「硬く」なっている状態です。
「ヒビを踏んではいけない」「家に帰って水道をとめないと服を脱いではいけない」といった、因果関係のない迷信に囚われたりします。
コナイアムがヒットすれば囚われから解放され、時間をかけて自由になれます。
変化5:知的能力の低下や記憶力の悪化・痴呆
コナイアムは知的な理解力が落ち、精神活動が鈍くなってまさに精神が「硬く」なっている状態にも寄り添います。
精神レベルでの「硬化」が、脳の働きを徐々に低下させているからです。
何もしないでいると記憶力が落ち、早老や痴呆へと進行するケースもあります。
精神的な努力を続けることが難しくなった脳に、再び活力を与えます。
【体験談】性的なことへの罪悪感と、パートナーとのセ◯クスレスによって起きためまい
ここでは、クラシカルホメオパスの専門家である私、世良のクライアントの体験談をご紹介します。
Aさんは40代の看護師、最初は別件のもっと重い精神症状の改善のためにおこしになりました。
数年かけて、重い症状は改善し、資格を取ったりやりたい仕事もみつけ、以前よりすっかり元気になり、特になにかの精神症状で悩むこともありませんでした。
ところが、5年ほど経った頃、突然回転性のめまいに悩まされ、頭痛や吐き気、胃や腸の不調もありました。
最初は別のめまいのレメディーを使っていてそれもある程度は効果があったのですが、一旦収まっても期間があくとまためまいに悩まされました。
最初はレメディーのポテンシーが足りないのかとも思いました。
しかし、よくよく聞くと御本人の過去の経験から「性的なことへの辛い思いでから罪悪感」を持っていたのです。
さらにそこに、パートナーが性的なことに興味を示しているのと見てとてもショックを受けた経験がありました。
その後、離婚や死別はしていませんが、自然に性的な関係をパートナーともてなくなったという経緯があったのです。
そこでレメディーをコナイアムに゙変更したところ、永く悩まされていためまいが収まりました。
虐待の経験から性的抑圧で悪化する経験は私自身がとても苦しんできたので、とても気持ちがわかるケースでした。
私の詳しいプロフィールや、ホメオパシーとの出会いについては、以下をご覧ください。
>>4回の手術と虐待のトラウマを乗り越えた世良純子のプロフィール
間違ったレメディを選んでしまうと、効果がないどころか、身体を混乱させてしまうこともあります。
実際に私のクライアント様は「今使っているレメディで良くなっていない気がする」という相談で来られることも多いです
あなたの症状が本当にコナイアムに適応するか、プロのホメオパスに相談してみませんか?
Q&A.コナイアム(Con.)コニウムについてのよくあるご質問

コナイアムについてよくある質問への回答をまとめました。
なお、もっと詳しくレメディやホメオパシーのことについて知りたい場合は無料で質問できるこちらのメール講座がおすすめです。
コナイアムで心と身体の「硬化」を解き放とう

コナイアムは、心身の「硬化」を解きほぐすための重要なレメディです。
抑圧されて行き場を失い、カチカチに固まってしまったエネルギーを解放し、本来の流れを取り戻してくれるからです。
パートナーとの死別や離別後に生じた不調、心と身体のしこりなどに深く作用します。
もし思い当たる節があれば、プロに相談し、適切なアプローチで心身の柔軟性を取り戻してください。
固まってしまった心と身体を、もう一度柔らかく動かせるようにケアしていきましょう。
もし、あなたが今、「一人ではどうにもならない」「正しい方法で解決したい」と願うなら、ぜひ私に相談してください。
あなたのための個別セッションで、お待ちしています。

