- その治療があなたのレメディ効果を帳消しにしているかも?
- ホメオパシーは虫歯の「穴」を塞ぐ魔法ではない。歯科治療のデメリットを抑えるサポーターである
- 歯科医との上手な付き合い方は「敵対」ではなく「交渉」。プロが実践する具体的な伝え方を公開
- 緊急時のセルフケアは有効。しかし、自己判断でのレメディ使用は危険な行為である
クラシカルホメオパシーの専門家、世良純子です。
「歯がズキズキ痛い…でも、歯医者は怖い」
「子供にできたら抗生物質は飲ませたくない」
これは、プロのホメオパスである私の元に、日々寄せられる切実な声です。
そこでこの記事では、単に「歯の痛みを取る」だけでなく、身体全体への影響を考え、ホメオパシーをどう賢く活用できるかを徹底的に解説します。
ホメオパシーは歯科治療の「代わり」にはなりません。必ずお医者様の判断を仰ぐようにしてください。
ですが、治療の悪影響を抑え、身体をサポートする強力な味方にはなります。
歯の悩みにホメオパシーレメディを使う注意点

一般的に歯科治療はホメオパシーのレメディーの効果を妨げるといわれており(後半に詳細記載)レメディーとの併用は難しいです。
歯科治療をしたからホメオパシーの効果がなくなる。
歯磨き粉を使うとレメディーの効果がなくなる。
過度に神経質になりすぎる方が多いですが、実際は大きなストレスがかかるほどの治療でなければそれほど影響はありません。
通常通りにレメディーを使用し、かつ歯科治療をうけて何ら問題ない場合のほうが多いです。
また、影響があったとしても、後から対処できるので歯科治療とホメオパシーの併用は問題がないことのほうが多いですが、詳細は担当ホメオパスにお尋ねください。
虫歯・歯周病にホメオパシーレメディができる3つのこと

ホメオパシーは、虫歯の穴を塞いだり、歯周病を外科的に治したりすることはできません。
そのためそれらの症状が気になるなら、必ず歯医者に行くべきです。
しかし、身体が持つ本来の治癒力にスイッチを入れ、虫歯や歯周病に以下3つのアプローチでサポートすることが可能です。
- 歯科治療でケアできなくても可能性がある
- 虫歯を繰り返さない体質作りを助ける
- 緊急時の痛みを優しく緩和する
この記事では、これら3つのポイントを軸に、ホメオパシーと歯科治療の賢い付き合い方をプロの視点から徹底解説していきます。
レメディの効果1. 歯科治療でケアできなくても可能性がある

例えば、神経弱っているから神経を抜きましょう。
歯が痛むけれど痛み止めでは効果がない。
このような場合でも、レメディーをとって回復力を高めることによって、結果的に神経を抜かないですむ、痛みが和らいたなど、歯にまつわり悩み解決の可能性があります。
ただし、治療方針は必ず歯科医と相談し、自己判断で治療や薬をやめるといったことは絶対に避けるようにしてください。
レメディの効果2. 虫歯を繰り返さない体質作りを助ける
普段からしっかり歯磨きをしているのに、なぜか虫歯になってしまう・・・
これは、歯周病用、虫歯用のは磨き粉に変えたり、定期的に歯科に通うことが一番の解決策です。
しかし、「体質」からアプローチすることも可能です。
虫歯になりやすい人のレメディーがあなたに該当した場合、ホメオパシーでケアすることで自然と歯科にかかる回数が減る場合があります。
一説によると、唾液に含まれる成分が虫歯菌を殺してくれるのですが、この「緩衝能」が弱いと歯磨きだけでは口腔内の細菌に太刀打ちできないそうです。
ホメオパシーで、カルカレア カルボニカ、シリカなどのレメディーを使うと虫歯ができにくくなる場合があります。
ホメオパシーは、あなたの身体が本来持つ免疫バランスを取り戻し、虫歯や歯周病を寄せ付けないために後述する根本的なアプローチでサポートします。
ただし、「虫歯ケアだけ」を目的にホメオパシーを受ける方はあまりいないので、なにか別の悩みがあり虫歯も悪化していて、結果的にどちらも改善するという例はあります。
一方、ホメオパシーで遺伝的に虫歯になりやすい体質が分かる場合がありますが、この遺伝的体質から虫歯になりにくくすることは難しいです。
レメディの効果3. 緊急時の痛みを一時的に緩和する
理論は分かっていても、今すぐどうにかしたいのが「歯の痛み」ですよね。
ホメオパシーは、ズキズキする痛み、神経に響く痛みなど、症状に合わせたレメディで、つらい痛みを一時的に和らげる応急処置としても役立ちます。
神経を抜くことになる前にシリカ、痛みが改善しない場合にヒペリクムなどのレメディー使用は比較的痛みの緩和ができます。
ホメオパシーは自己治癒力を引き出す療法ですが、日々の土台があってこそ、その効果が最大限に発揮されるのです。
歯科治療がホメオパシーレメディの効果を妨げる3つの要因

上述した通り、ホメオパシーで虫歯や歯周病をサポートすることができます。
一方で、歯科治療がレメディが持つ繊細な効果を阻害してしまう可能性もあります。
その原因は、大きく分けて以下の3つです。
- 神経系への強い刺激
- 歯磨き粉のミント
- 抗生物質・痛み止めの影響
それでは1つずつ解説していきますね。
レメディを打ち消す理由1:神経系への強い刺激

歯を削る、麻酔を打つ、薬を飲むなど、歯科治療は物理的にショックを与えます。
レメディ効果を阻害する最大の理由は、脳に近い神経に直接的な刺激が加わるからです。
ホメオパシーは、身体のエネルギー的なバランスに働きかける、とても繊細な療法です。
特に、身体の司令塔である脳に近い場所へ、歯を削るドリルの振動や麻酔の注射といった強い刺激が加わると、その繊細なバランスが大きく乱されてしまうのです。
これは、静かな部屋で集中して本を読んでいるときに、すぐ隣で工事が始まるようなものです。
もちろん、歯石を取る程度の軽い処置であれば、影響はそれほど大きくありません。
しかし、インプラントや抜歯など、身体への負担が大きい治療ほど、レメディ効果打ち消しの影響も強くなると覚えておいてください。
だからといって虫歯を放置して悪化しまっては本末転倒です。必ず治療方針については歯科医の方とよく相談するようにしてください。
レメディを打ち消す理由2:歯磨き粉のミント
ホメオパシーレメディーの効果を妨げるものに、ティーツリー、ミント、樟脳などがあります。
歯磨き粉にはミントが配合されていますので、それがホメオパシーの効果を阻害すると言われています。
ホメオパスによってはミントの配合がない歯磨き粉をおすすめする方もいるようです。
しかし、ホメオパス世良の経験から言うと歯磨き粉やお菓子に配合されているミント程度はほぼレメディーの効果に影響がないと感じます。
レメディを打ち消す理由3:抗生物質・痛み止めの影響

強力にレメディの効果を打ち消してしまうものが、治療後に処方される抗生物質や強い痛み止めです。
なぜなら、これらの薬は身体の自然な反応を化学的に「抑制」するように働くからです。
これは、自己治癒力を引き出して症状を出し切ろうとする、ホメオパシーの考え方とは真逆のベクトルになります。
ただし、クラシカルホメオパス世良の経験からいうと、歯科治療の痛み止めをとっただけでホメオパシーのレメディー効果が下がることはあまりなく、抗生物質で下がることのほうが多い気がします。
薬はすべて悪ときめつけず、まずは担当の医師とご相談し、必要な薬はとってください。
歯科治療との賢い付き合い方【実践ガイド】

「レメディの効果が消えるのは困るけど、虫歯を放置するわけにもいかない…」
ここまで読むとそんな不安やジレンマに襲われるかもしれません。
しかし、ポイントさえ押さえれば、歯科治療とホメオパシーを併用し、賢く付き合っていくことは十分に可能です。
この章では、そのための具体的な実践ガイドを解説します。
- 薬の取り方を医師と相談する
- 歯科治療でホメオパシーへの悪影響を回復する事後ケア
ここからは、私が実際にクライアントさんにもお伝えしている、プロならではの具体的なノウハウになります。
ぜひ、あなたの次回の歯科受診から役立ててください。
薬をの取り方を医師と相談する
歯科治療で歯を抜いたときの影響については、治療そのものよりも、その後に出る薬のとりかたの影響が大きいです。
歯を抜くとたいていは「痛み止め」と化膿しないように「抗生物質」が出ます。
「痛み止め」も強力なものは影響がありますが、「抗生物質」はよりホメオパシーへの影響が大きく、ホメオパシーのレメディー効果をキャンセルします。
基本医師の指導に従ってください、ただしもし薬をあまりとりたくないのであれば、担当医に相談することです。
私の体験談で最も重要なポイントは、医師と敵対するのではなく、交渉し、協力関係を築くことです。
多くの方がやってしまいがちな失敗が、薬や西洋医学を「悪」と決めつけて、感情的に拒絶してしまうことです。
- 「ホメオパシーをやってるので薬は飲みません!」と一方的に宣言する
- 医師を信用せず、疑いの目で見たり、それを態度に出してしまったり
- 薬を飲むことに過剰な罪悪感を持ってしまう
これでは、医師も困惑してしまい、かえって関係がこじれてしまいます。
大切なのは、相手の立場を尊重しつつ、自分の意思を明確に伝えることです。
「ホメオパシー」という言葉は出さない方が賢明です、お医者さんも困ってしまいます
「もしお薬を最低限にすることが可能であればどのような摂り方になりますか?」
このように提案すれば、ほとんどの良心的な医師は相談に乗ってくれるはずです。
治療後の抗生物質などは、必ずしも必要ではなくでもだしている場合もあり、良心的な医師であれば痛みがおきてから取るのでもよいとアドバイスをくれます。
最も薬を取らざるを得ない場合に薬を拒否することは避け、あくまでも担当医の指示に従ってください。
歯科治療でホメオパシーへの悪影響を回復する事後ケア

ホメオパシーを使用している際に、歯科治療を受けることになった場合、事前にレメディーを増やしたり変更する必要はありません。
心や身体の悩みでホメオパシーのレメディーを使用し改善する、改善している最中に歯に問題がおき歯科治療を受ける。
歯科治療を行ったり、歯科治療で薬をとることにより、せっかくホメオパシーで治っていた症状が悪化する、このようなことが起こる場合があります。
この場合は、それら悪化が起こってから担当ホメオパスにご相談してください。
理由は、歯科治療を受ける前にどの程度レメディーがアンチドート(無効化)されるかはあらかじめ予測できないからです(詳細はQ&Aにも記載)。
自分や家族に合った具体的なケア方法を知りたい場合は、ぜひ一度プロのホメオパスにご相談ください。
【体験談】抜歯後の痛みをホメオパシーレメディーで乗り切る

「言うは易し、行うは難し」ですよね。そこで、私、クラシカルホメオパス世良の体験談をお話しさせてください。
以前、親知らずが折れてしまい、どうしても抜歯が必要になったことがありました。
抜歯後、歯科医の先生からは当然のように「痛み止め」と、化膿を防ぐための「抗生物質」が処方されました。
ホメオパスとして、レメディへの影響が強い抗生物質はできれば避けたい…。
そこで、私は先生にこう伝えました。
「先生、もし可能であれば、抗生物質も痛み止めも、症状が出てから飲む、という形にできませんか?」と。
すると、その先生は私の意図を汲んでくださり、「わかりました。医師としての立場上は飲んでほしいですが、絶対ではありません。お薬は“保険”として持っておいてください」と言ってくださったのです。
抜歯後2日たって微妙にピリピリした痛みがあったのでホメオパシーのレメディーの「ヒペリクム30c(神経損傷のレメディー)」をとりました。
それでも少し痛みがあったので次の日に「ヒペリクム 200c(もっと強いパワーのレメディー※ホメオパスではない方は自己判断で飲まないでください)」をとりました。
私はその後「痛みもなく」「傷口の腫れもなかった」ので私は3日間痛み止めと抗生物質をとるようにいわれましたが、どっち取る必要がありませんでした。
抜歯後9日たちに抜いた跡が閉じているかどうか診察にもゆきました。傷口に問題はなくすぐ傷も閉じていました。
痛みも腫れもほとんどなく、処方された薬を一切飲まずに済んだのです。
もちろん、それまでとっていたホメオパシーのレメディの効果が阻害されることもありませんでした。
【体験談】薬でも効かなかった歯茎の痛みが解決

次は世良のクライアントの体験談です。
痛み止めをとってもなかなか解決しなかった歯髄充血の痛みについてご相談いただきました。
その時には、他には特に大きな身体や心の悩みはありませんでした。
ベラドンナ30Cちびちびして明らかに効き始まり、日に日に歯痛が出なくなくなり、夜はまだ少し痛みが出ることもあるものの、日中は痛まなくなったそうです。
痛み止めも効かなかったのにびっくりされたそうです。
歯科とホメオパシーのQ&A

最後に、虫歯や歯科治療に関して、ホメオパシーを検討している方からよくいただく質問にお答えします。
Q. ホメオパシーしていますが、歯科治療受けるのでレメディー変えたほうがいいですか?
A.いいえ、治療がハードではないならそれほど心配いらないことも多いです。
普通の歯科治療だけなら、ホメオパシーのレメディーがアンチドート(無効化)されることはありません。
しかし、インプラントなどハードな治療をし、大きなストレスがかかった場合、アンチドートされる場合もあります。
もしアンチドートされても、後からレメディーで回復させることはできるので、事前になにかする必要はありません。
Q. 歯の痛みにホメオパシーは使えますか?
A.はい、神経の痛みにはヒペリクム パーフォラトゥム(Hypericum)神経損傷のレメディーが効果があります。
歯科で薬をもらっても痛みが取れない場合、レメディーで痛みが収まる場合もあります。
Q. 歯に膿がたまって、神経を抜くことになったのですがなんとかなりませんか?
A.歯に膿がたまっているときはシリカ(Silica)が効果があります。
歯の神経を抜くと栄養がいきとどかないので歯が弱る速度が早くなります。
歯科治療で神経を抜くから諦めなければいけない場合も、神経が復活する可能性があるのがシリカです。
詳しくはシリカのブログの体験談をごらんになってください。
Q. 歯の神経を抜くことになったのですがシリカつかったら改善できますか?
A.よく頂くご相談ですが、すでに歯科で神経をコロす薬を入れ終わってからご相談されることが多いです。その場合はもうホメオパシーのレメディーは効果がありません。
ホメオパシーで対処可能だったのに、どうしようもない状態になってご相談いただくことも多いです。
ホメオパシーのレメディーは自然な治癒力があってこそ使えるので、なくなった神経を生やすことはできません。
病院でどんな処置をするかしっかり相談してから治療をうけてください。
Q.歯にはシリカかヒペリクム パーフォラトゥムが比較的効きますか?
A.はい、歯科のケアは比較的シリカがよく効きます、しかし摂り方を間違えて効果がない場合もあるので、プロのホメオパスにご相談ください。
また、身体の免疫力が落ちていたり、炎症を起こしやすい体質だったり、根本的な原因が隠れていることがあり体質のレメディーが効く場合もあります。
Q. 副作用や好転反応はありますか?
A.医薬品のような化学的な「副作用」は、ホメオパシーにはありません。
しかし、「好転反応」と呼ばれる、治癒の過程で起こる一時的な症状の変化が見られることはあります。
これは、レメディによって自己治癒力にスイッチが入り、身体が溜め込んでいた古い問題を排出しようとする際に起こる、ポジティブな反応です。
しかし、その反応が本当に「好転反応」なのか、単なる「悪化」なのかを自己判断するのは極めて危険です。
必ずプロのホメオパスの管理のもとで判断を仰ぐようにしてください。
好転反応についてより詳しく知りたい場合はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
この記事を通して、ホメオパシーが歯科治療において、あなたの強力な味方になり得ることをお伝えしてきました。
最も大切なことは、あなた一人で悩まないことです。
もしあなたが本気で根本改善を目指したいなら、ぜひ一度、プロの力を頼ってみてください。
4回の手術経験で西洋医学の限界を痛感。
虐待のトラウマとアトピーを克服した私がたどり着いた方法”ホメオパシー”
最後に、この記事の要点をまとめておきます。
- ホメオパシーは歯科治療の「代わり」ではなく「サポーター」
- 医師とは敵対せず「協力」することが重要
- 虫歯や歯周病の根本原因は「体質」にある
- セルフケアは危険なので非推奨

