- 内弁慶は性格ではなく症状、本当の気持ちは「責任がいや」。
- 「お腹のガス張り」は、傲慢な「心の膨張」が体に現れたSOSサインかも?
- 「右側」だけに出る身体の症状には深い意味が隠されている?
- なぜ朝や夕方4時から8時に体調が悪化するのか?その謎を解く鍵が肝機能
- 尿やメンズトラブルに
- トマトが嫌いならあなたはリコポディウム?
- 傲慢な卑怯者「一見仕事ができていい人だけど下には傲慢」なのは自信のなさの現われ!?
- 「本当の自分」と「胃腸の健康」を取り戻す方法
クラシカルホメオパシーの専門家 世良純子です。
この記事では、自信のなさと胃腸の不調に同時にアプローチするヒントとして、レメディ「ライコポディウム(リコポディウム)」を紹介していきます。
あわせて、ライコポディウム特有の精神状態や、身体的なサイン(ガス腹や右側の不調)についても解説していきます。
「上の立場の人には気を遣っているけれど、自分以下の立場の人にはついきつく当たってしまう」とお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでください。
もしかしたら、長年の胃腸の不調や自信のなさは、ライコポディウムが助けになるサインかもしれません。
しかし、レメディの力を正しく引き出し、問題を根本から変えるためには、まずあなた自身の状態を客観的に知ることが不可欠です。
レメディーライコポディウム(Lyc.)の源物質はヒカゲノカズラ

リコポディウム(Lycopodium)の源物質は、ヒカゲノカズラ科のシダ植物ヒカゲノカズラ(学名:Lycopodium clavatum)の胞子です。
胞子および全草にはリコポジンなどのキノリチジン系アルカロイドが含まれ、大量摂取すると神経麻痺・嘔吐・呼吸抑制を引き起こす毒性があります。
ホメオパシーでは毒性のある物質から作るレメディーは強い効果を示すとされており、他にはアコナイト、ベラドンナ、ナックスボミカ、イグネシア/イグナシアなどがあります。
しかし、ホメオパシーレメディーは、毒性がなくなるまで極度に希釈・振盪(しんとう)してレメディーとして使用するため毒性はありません。
伝統的な民間医学では、胞子は利尿・痛風・消化不良・皮膚の炎症緩和に使われてきた歴史があり、科学的研究でも全草抽出物にコリンエステラーゼ阻害作用・抗炎症作用が確認されています。
ホメオパシーのリコポディウムのレメディーは消化器・肝臓の不調、ガス・膨満感に対応し、また古生代には大木として繁栄した系統が現在は小さなシダにとどまる「大きくなれなかった植物」という背景から、劣等感・自信のなさ・予期不安にも対応します。
【情報ソース】
- NCBI(国際医学論文) / Lycopodium clavatum の民俗薬草史・文化的背景
- J-GLOBAL(科学技術文献) / Lycopodium clavatum のアルカロイド・薬理作用研究
- Hpathy.com / Lycopodium Clavatum — マテリアメディカ(英語:(C. Hering 著 “Guiding Symptoms of Our Materia Medica” より)
- 「Homeopathy Info / Kent マテリアメディカ ライコポディウム(日本語)」 マテリアメディカ リコポディウム(日本語:※同サイトには Allen 版のライコポディウム和訳は未掲載のため、Kent 版を採用しています)
- Hpathy.com / The Soul of Remedies: Lycopodium — Rajan Sankaran(英語/古代の大木と心理像の対応に言及)
ライコポディウム/リコポディウム(Lyc.)のキーワードは「強そうに見せて責任逃れ」

ライコポディウム(リコポディウム)の本質は、大きくなりたいのに大きくなれなかった植物のように、普段は部下に偉そうにするけれど、いざというときに責任をとらない無責任上司のようなイメージです。
強そうに見えてその裏に隠れた弱さがある、弱いがゆえに弱さを隠すために偉そうにする、この相反するエネルギーの2方向にゆらぐのがライコポディウムです。
たてまえと本音がある日本人、上司と部下板挟みになる立場、会社では周りにいい顔をするけど家では暴君といった日本人にありがちな性格をした人にあてはまりやすいレメディーです。
リコポディウム上司や夫、結構どこにでもいるのでは?
上にペコペコして下にガミガミ言う、たてまえと本音がある日本人男性によくフィットするレメディーです。
【身体的特徴】あなたはライコポディウム?あてはまる症状別チェック7選
ここではライコポディウム(リコポディウム)が適合する方の身体的特徴をお伝えします。
もし、あなたが以下の特徴に複数当てはまるなら、ライコポディウム(リコポディウム)が体質改善の鍵になるかもしれません。
- ガスでお腹が張る鼓腸と胃腸・消化器
- 右側症状
- 肝機能の弱さ
- 朝と夕方の不調
- すぐに満腹になる
- 尿のトラブル
- 甘いものや温かいものを好む、トマトが嫌い
ガスでお腹が張る胃腸・消化器・便秘・下痢に

ライコポディウムの代表的な悩みは、慢性的なガスの溜まりと腹部の張り(鼓腸)で、消化器、胃腸に症状がでやすいです。
消化力が弱いため、食べたものが胃腸内で発酵し、大量のガスが発生します。
特に下腹部が張りやすく、夕方になるとその苦しさはピークに達し、ベルトを緩めないと座っていられないほど、お腹が膨らんでしまうこともよくあります。
おならが出ると一時的に楽になりますが、またすぐにガスが溜まってしまいます。
人前でおならを我慢することで、さらに症状が悪化するという悪循環に陥るケースも少なくありません。
また、消化器全般が弱く、便秘にも下痢にもなります。
リコポディウムは右側の症状
身体症状において特徴的なのは、トラブルが「体の右側」に出やすいという点です。
右の肩こり、右足の冷え、右側の腹痛など、右半身に不調が集中します。
右側はホメオパシーにおいて「男性性」や「社会的な責任」を象徴する側とされています。
社会的な責任に対するプレッシャー(予期不安)が、右側の症状として現れているとも言えるでしょう。
このように心と身体は密接に関係しているとホメオパシーでは考えます。
ホメオパシーの原理原則について詳しくはこちらで解説しています。興味があれば合わせてお読みください。

肝臓が弱い肝機能の不調
リコポディウムは肝臓検査でひっかかった、肝臓にトラブルがある人にも適合しやすいです。
肝機能の数値は健康診断でひっかかって少し悪くても放置する人が多いのではないでしょうか?
リコポディウムがあなたの悩みを解決してくれるかもしれません。
ライコポディウム朝と夕方の悪化や不調

目覚めがすっきりせず、朝もっと眠りたいと感じます、それゆえ朝に不機嫌です。
また、夕方の4時から8時(16:00〜20:00)にかけて、体調や気分が著しく悪化しやすいです。
この2つの要素は、肝機能が弱いことに関連しています。
肝機能が弱いため、デトックスできず、朝毒性物質がたまっているので寝起きが悪かったり機嫌が悪いのです。
また、朝から活動して1日の終りにもまた、毒性物質が溜まって不機嫌になるというサイクルがあるのです。
仕事が終わって家に帰る時間帯に、どっと疲れが出たり、イライラがピークに達したりするのが典型的な特徴です。
もし夫がリコポディウムなら、朝に不機嫌で家にかえって不機嫌なのでたまったものじゃないですよねー
自分はリコポディウムかとおもったらチェックしてみるとよいでしょう。
食欲はあるのにすぐ満腹になる
食欲はあるのに、食べ始めるとすぐに満腹になってしまうのも特徴的です。
お腹が空いて席につくものの、数口食べただけで胃が膨れ上がったような感覚になり、それ以上食べられなくなります。
しかし、しばらくするとまたお腹が空くため、間食が増えがちです。
これは消化器全体が弱っており、一度に大量の食事を処理できない状態を示しています。
泌尿器・尿のトラブルに

ライコポディウム(リコポディウム)は、肝臓だけではなく腎臓の解毒器官とも深い関わりがあります。
尿の中に赤い砂のような沈殿物が見られる場合、それは腎臓の不調のサインであり、このレメディの良い適応症です。
また、右側の肋骨の下(肝臓の位置)の痛みや不快感にも働きかけてくれることがあります。
沈黙の臓器と呼ばれる肝臓を労り、体全体の解毒機能をサポートします。
ただし、赤い砂のような尿や激しい痛みがある場合は、必ず泌尿器科などの医療機関を受診してください。レメディだけですべてをなんとかしようとするのは誤りであり危険です。
メンズヘルスのトラブルに

性的な活動ができなかったり、充分に待てず早く終わってしまう人のためのレメディーでもあります。
子供が欲しい夫婦にとって大切な問題であり、メンタルヘルスに密接に関わるにもかかわらず、適切に相談する先がありません。
そのため、強い薬をつかったり、身体に負担があるケアをしがちですが、非常にホメオパシーと相性がよい分野です。
この症状は性格5にも深くかかわっていますので、最後までよくお読みください。
メンズヘルスの相談はこちら。
甘いものや温かいものを好む、トマトが嫌い

ライコポディウム(リコポディウム)体質の人は、甘党であることが多いです。
エネルギー不足を補うために、すぐに血糖値を上げる甘いものを欲します。
また、温かい飲み物や食べ物を好む傾向があります。
冷たいものを摂ると胃腸の調子が悪くなるため、無意識に温かいもので胃を労ろうとするのです。
逆に、冷たい飲み物や、豆類は、ガスを発生させるため嫌うか、食べると悪化します。
また、食べ物に関する大きな特徴はトマトが嫌いな場合が多いということです。
あなたがこれらの特徴に複数当てはまり、「自分はライコポディウム体質かもしれない」と感じたかもしれません。
しかし、「自分に当てはまるから」と安易に自己判断でレメディを摂ることはおすすめしません。
根本的な体質改善には、あなたの全体像を見極めるプロの視点が不可欠だからです。
4回の手術経験で西洋医学の限界を痛感。
虐待のトラウマとアトピーを克服した私がたどり着いた方法”ホメオパシー”
【精神的特徴】レメディライコポディウムが必要な性格とメンタルチェック5選

ライコポディウム(リコポディウム)が合う人は、無意識に自分を大きく見せようとします(=自我の膨張)
あなたにリコポディウムが必要かどうか1つずつチェックしてみましょう。
- 高い知性と臆病さ自信のなさが改善
- 予期不安、スピーチへの不安から実力発揮!
- 内弁慶が改善し家族と調和
- 責任転嫁せず自分で決断
- 無責任な女性関係が改善?
性格1:高い知性と臆病さ自信のなさ

ライコポディウムが必要な人は、非常に理知的で頭の回転が速い反面、自信がなく臆病です。
あれこれかんがえられてしまうがゆえに、悪い予測もできてしまいます。
そのため、失敗したときのことをリアルに想像し、臆病になってしまいます。
一見高い知性があるかのようにみえるだけにこの落差によって「頼りにならない」「ずるい」と見られてしまう場合もしばしばです。
この「知性」と「自信のなさ」のギャップこそが、ライコポディウムの精神的な核となります。
性格2:予期不安、あがり症、自信がないスピーチへの不安

ライコポディウム性格の人は、とくに、人前で発表したりする場面で、極度の「予期不安」に襲われます。
「失敗したらどうしよう」「恥をかきたくない」という恐怖が常に頭を離れません。
そのため、大事なプレゼンや発表、結婚式や式典のスピーチの前に極端にあがります。
ライコポディウム(リコポディウム)をうまく使い、プレゼンの前から事前に準備することで、不安を払拭してくれます。
あがり症は性格ではなくホメオパシーでは症状です、案外簡単になおせますよ!
性格3:傲慢な卑怯者、内弁慶な大人も子供改善し、仕事相手や家族と調和

リコポディウムがフィットしていれば、外では「いい人」を演じ、家では暴君のように振る舞う「内弁慶」な態度が改善されます。
上司にペコペコし、部下には自慢したり傲慢な態度をそり、偉そうにする人に適合するレメディーです。
男女問わず出世したい人にこんな性格の人は多いでしょう。
これは子供にもあてはまるレメディーで、幼稚園では先生の言うことを聞くけれど、家では暴君の子供にも適合し、お母さんのいうことも聞くようになります。
リコポディウムでバランスがとれたら、自分を大きく見せるための虚勢が取れ、仕事相手や家族に対しても穏やかで対等な関係を築けるようになります。
性格4:責任転嫁せず自分で決断
ライコポディウムがヒットすると自信のなさから来る優柔不断さや、責任回避の癖にも変化が現れます。
リコポディウムが適合する人は、決断を先延ばしにし、何かあった時に責任を取りたくないと考えがちです。
うまくレメディが作用して精神的な芯が強くなれば、自分の決断に責任を持てるようになります。
困難な状況から逃げずに、リーダーシップを発揮して立ち向かえるようになるでしょう。
性格5:浮気・不倫、結婚を避け無責任に女性と性的関係をもつ

リコポディウムの一見知性が高く自信がありそうに見えるけれど、臆病で何かあった時に責任を取りたくないと考える性格は女性との関係にもはっきりあらわれます。
女性と性的な関係を複数と結びたがり遊びますが、結婚や真面目なお付き合いは避けようとします。
理由は、責任がいやだからです。
これはメンズヘルスとも深い関係があり、責任がいやだから最後までできないとか、責任がいやだから実は子供がほしくないからできなくなる、といった症状としても現れます。
リコポディウムがうまくヒットすると、無責任な女性関係を精算し、夫婦間で子供を持つことにも積極的になります。
【体験談】なかなか出世できなかったが昇進試験に合格

これはクラシカルホメオパシーの専門家の私、世良純子のクライアントさんの事例です。
男性39歳 大企業営業。
とても実力があって、若手ナンバーワンの出世頭だったにも関わらず、ある時期から課長昇進試験に毎回落ちていました。
社交的で人がよく、おつきあいしていた女性とも誠実に結婚。
上にも部下にも偉そうにしているのは一度も見たことがありません。
しかし、私はなんとなく彼が隠している「裏の顔」に気づいてしまいました。
一見いい人に見えるのに、自分の会社の規模に自信をもっていて、それ以下の規模の会社の人たちに対して感じる見下す感じ。
そのくせ、自社では責任ある立場になることを実力があるにもかかわらず人一番恐れていました。
それは僅かな兆候なので、下手すると見逃していたかもしれません。
結局この「責任なんかめんどうくさい」という気持ちが昇進試験に落ちるという結果をくりかえしていたのです。
その後リコポディウムをとると、わかりやすくアレルギー反応が好転反応として出て、次の試験に合格しました。
彼は後日こういっていました、「本当は心の底から合格したかったのに、責任が怖いから避けていた」といっていました。
彼は何度も試験におちて、頭では合格したいとおもっていたけど、本当は合格して責任が嫌だと思っている自分の本音が自覚できなかったのです。
ライコポディウムは、実際はこのようなわかりにくい例に使う事が多いです。
同じようなお悩みをおもちなら是非ご相談ください。
【体験談】レスで子供を欲しがらない夫が変わって妊娠
これもクラシカルホメオパシーの専門家である私のクライアントのケースです。
女性は妊娠して子供を持ちたいと考えていましたが、夫は子供は欲しくないといい、妊娠する行為も避けていました。
また、仕事でも出世したがらず楽な方へ向上心を持たず程々でいたがる傾向がありました。
最初妻から相談を受け、「夫は優秀なんだけど、子供っぽくただ自信がないだけなのだとおもう」と別のレメディーを示唆れましたが、実際には違っていました。
「責任がいや」それが私がはっきり感じた症状でした。
ライコポディウムがヒットしたら大変化。
仕事もばりばり頑張りだし、レスも改善し、夫婦で子供を持つ決断もし、可愛い赤ちゃんが生まれて夫婦共々幸せいっぱいとなりました。
Q&A.ライコポディウムの間違った使い方と好転反応、よくあるご質問

ライコポディウムは素晴らしいレメディですが、使い方を誤ると効果が得られないばかりか、混乱を招くこともあります。
よくある質問を通して、正しい知識を身につけましょう。
「美しき降伏」をして楽に生きよう

ライコポディウム(リコポディウム)を必要とする人は、常に「負けること」「弱く見られること」を恐れて生きています。
しかし、このレメディが教えてくれるのは、自分の弱さを認め、虚勢を張るのをやめる「美しき降伏」です。
等身大の自分を受け入れた時、慢性的なお腹の張りも、予期不安も、嘘のように軽くなるかもしれません。
もしあなたが、自信のなさと胃腸の不調に長年悩んでいるなら、一度プロのホメオパスに相談してみてください。
あなたの絡まった心と体の糸を解きほぐす、最適なサポートが得られるはずです。
負けを受け入れられるようになったあなたは、きっと今まで以上に魅力的で、しなやかな強さを持っていますよ



