- 胸を押さえる程の乾いたひどい咳に
- 乾いたひどい便秘はブリオニアのサイン
- 頭痛にブリオニア
- 同じ関節痛でも対処法が真逆!ラストックスとの大きな違い
- 痛い側をあえて下にして寝るならライオニア特有の身体反応?
- 看病中の家族が「放っておいて!」と激怒…それは性格ではなく症状かも
- 「貧困への恐怖」もカバーする意外な効果とは?
クラシカルホメオパシーの専門家 世良純子です。
この記事では、急性の痛みや炎症に頻繁に使われる重要レメディー「ブライオニア(ブリオニア/Bry.)」について紹介していきます。
あわせて、ブライオニア特有の精神状態や、よく似たレメディーとの見分け方についても解説していきます。
先に結論をお伝えすると、ブリオニアは「動作による悪化」と「極度の乾燥」が大きな特徴です。
ホメオパシーレメディーブライオニア(ブリオニア/Bry.)の源物質と特徴

ブリオニア(Bryonia)の源物質は、ウリ科のつる植物ブリオニア・アルバ(学名:Bryonia alba)の根です。
根にはブリオニンなどの苦味配糖体が含まれ、大量摂取すると嘔吐・下痢・痙攣を引き起こす毒性があります。
ホメオパシーでは毒性のある物質から作るレメディーは強い効果を示すとされており、他にはアコナイト、ベラドンナ、ナックスボミカなどがあります。
伝統的な民間医学では、根は利尿・抗炎症・リウマチ性の関節痛の緩和に使われてきた歴史があり、科学的研究でも根の抽出物に抗炎症・鎮痛作用が確認されています。
ホメオパシーのブリオニアのレメディーは「動くと悪化し、安静で楽になる」関節や胸膜の痛み、また根の強烈な乾燥・苦味を反映した粘膜の乾燥・強い口渇・乾いた咳に対応します。
レメディーブライオニア(Bry.)のホメオパシー的キーワードは渇き
植物の根は水をたくさん吸い上げます、ブリオニー、ブリオニアは根が原料のレメディーですから、水を吸って乾いている「渇き」がキーワードとなるレメディーになります。
やたらのどが渇いて肝臓する、心も乾いていて感動や感情がない、そんなときにブリオニーはあてはまります。
【身体的特徴】レメディブリオニアがあてはまる症状別チェック6選
- 喉の渇き
- 胸を押さえて咳き込む気管支炎や肺炎
- 極度の乾燥による便秘
- 動くと激痛が走る関節炎やリウマチ
- 張り裂けるような頭痛
- 痛む側を下にすると改善
それでは、1つずつ詳しく解説していきます。
体質・ひどい喉の渇きに

ブリオニアは乾いたレメディーですので、とにかく喉が乾きます、まるで水を必要とする根のように。
非常にのどが渇いてごくごく大量に、頻繁に水を飲みたがるのが体質的な特徴です。
なぜかやたら喉が乾いて水を飲むようになったらあなたにはブリオニアが必要かもしれません。
ほかにのどが乾くレメディーはフォスオラスやアルセニクム アルブムがあります。
ブライオニア胸を押さえるほどの咳・気管支炎・肺炎の緩和に流行病に

「咳をする時に胸を手で強く押さえる」ほど胸の痛みを伴う激しい咳の緩和に、ブライオニアは重宝します、咳がでていても激しく胸をおさえるほどではないなら適応しません。
咳は「乾いた咳」であることがチェックポイントになります。
咳をする振動さえも苦痛な状態、咳はひどいと肋骨が骨折することもあるので注意が必要です。
肺炎や気管支炎などで、呼吸器に炎症があり、咳のたびにうずくまるようなケースで使われます。
咳の最中にむかついたり、吐いたりすることもあります。
ひどい咳というと、世界中で流行したあの流行病にも非常に力を発揮するのがこのレメディーです。
流行病には他にも、フォスフォラス、アルセニクム アルブム、このブリオニアの3つが代表的なレメディーになります。
インドでは某流行病には医院でこのレメディーを頻繁につかっていたそうです(インドの医師談)
極度の乾燥からくるひどい便秘

腸内の粘液が乾燥したことによる、硬くて重い便秘がある方にも使用されます。
ブライオニアが必要な人は、全身の粘膜や組織が極度に乾燥しています。
その結果、まるで「焦げたように」乾燥した、大きく硬い便が出るのが特徴です。
この乾燥を潤そうと、大量の冷たい水をガブ飲みしたがることも、よく見られる傾向です。
動くと激痛!関節炎・リウマチの鋭い痛みに

ブライオニアは、少しでも動くと悪化する、鋭く縫うような痛みに適応します。
例えば、リウマチや関節炎で、じっとしていたいと強く願い、動くことを拒絶する状態にマッチします。
「あらゆる動作による悪化」と「安静による好転」は関節炎に限らず、風邪でも動きたくなくじっとしていて改善する場合にはフィットします。
痛む部位を強く圧迫したり、痛む側を下にして横たわると楽になったりするのも特徴です。
反対にラストックスの関節痛は、動き始めだけが痛くて動いた後は痛みが和らぎます、似ているようで違うので間違えないようにしましょう。
思い当たる症状があった場合あなたはにはブリオニアが必要かもしれません。
張り裂けるような頭痛と「動作による悪化」に
張り裂けるような頭痛があり、ほんのわずかな動きでも悪化する場合にブライオニアを考えます。
特に、左目の上から始まり、後頭部へと抜けるような痛みが特徴的です。
また、前かがみになったり、目を開けるだけの些細な動作でも、頭に響いて痛みが増してしまいます。
「とにかく頭を動かしたくない」「じっと絶対安静でいたい」と願う頭痛に適しているのです。
ただし、頭痛に自己判断でレメディーを使うのは危険なので避けてください。

原因不明の不調を「ただの体質」と思っていませんか?
こちらの無料メルマガでは、心と身体の不調のつながりを、
実際のケースとともにわかりやすく解説しているのでおすすめです。
痛む側を下にする「圧迫による好転」
痛む部位を強く圧迫したり、下にして寝ると症状が楽になるのが特徴です。
圧迫することで物理的に身体の動きが制限され、痛みを回避できるからです。
咳をする時に胸を手で押さえたり、頭痛の時に頭をきつく縛りたがったりします。
動くと悪化するからこそ、患部を固定して動かないようにしたいと本能で感じるのです。
「痛い方を下にして寝ている」というのは、わかりやすいサインですよ。
【精神的特徴】レメディブライオニアが必要な性格とメンタルチェック3選
ブライオニアは心にも特有の変化をもたらします。
- 干渉への怒りが和らぐ
- 貧困への恐怖から解放される
- せん妄と帰宅願望が落ち着く
これらについて、詳しく見ていきましょう。
変化1:質問されるだけでイライラ・不機嫌、干渉への怒りが和らぐ

ブライオニアが必要な人は身体と同じく心も乾いてイライラしています、他人からの干渉を極端に嫌がり、怒りを感じています。
心に潤いがないので、例えば病気の時、家族が親切心で「大丈夫?」と聞かれても、イライラして怒り出します。
自分の殻に引きこもり、「一人にしておいてほしい」と強く願っています。
レメディーが適切に作用すると、このイライラや怒りが和らぎ、「心配してくれてありがとう」と言えるようになります。
病気にな、奥さんが心配してくれているのにイライラして怒り出す夫にはこのレメディーが必要かもです。
変化2:「貧困への恐怖」による仕事中毒から解放

このレメディーが当てはまる人は、心に潤いがないので経済的な不安や、貧困に対する病的な恐怖があります。
彼らは非常に現実的で勤勉ですが、病気になると「自分は破産する」と思い込む傾向があります。
病床にあっても「誰が家族を養うのか」と、お金や仕事の心配ばかり口にします。
ホメオパシーレメディーブライオニアをとると、こうした過度な将来への不安や、仕事への強迫観念から心を解放してくれるのです。
クラシカルホメオパスの専門家世良の経験から言うと、ブリオニアが該当する性格の人は、お金が心配だから仕事中毒になります。
しかし、必ずしも仕事中毒とお金の心配はセットになっているわけでもなく、「お金の心配」だけが単体であることも多いです。
思い当たる症状があった場合あなたはにはブリオニアが必要かもしれません。
似たような「不安」を持つレメディーにアーセニカムがありますが、それぞれの不安の質は異なります。

【体験談】治らない頭痛の原因は「貧困の恐怖」だった

これは、クラシカルホメオパシーの専門家である私世良純子のクライアントの体験談です。
50代男性、生活に弊害があるほどの頭痛の悩みでホメオパシーを受けに来られましたが、最初はブリオニアの頭痛ではなく、別のレメディーを使って着々と頭痛が改善しました。
一定頭痛がかなり改善してからも、わずかに軽い頭痛の症状が残っていてなかなか改善しませんでした。
頭痛をケアする最中から退職後の経済的な不安はあるものの、決して貧しいわけではなかったうえに、病的に悩んでいたわけではなかったので私はそれが症状の中心だとはなかなか思いませんでした。
しかしあるとき「貧困への恐怖」についてやや強めにお話されていたのでブライオニアを提案しました。
するとすごい変化がありました、残りの頭痛が改善しただけではなく、50代にして新たに転職活動をはじめ、頭痛も経済的な問題もすべて解決したのです。
「不安」が症状になってしまっているときは、不安はあっても解決の行動をしようとしていない状態です。
お金の不安があるときは「どうやって解消しようか」と思って現実的に活動できればそれでよいのです。
確かにホメオパシーを使うとこの「どうやって」の部分で冷静になれますし、頭痛も同時にケアできるので改善のスピードは早く、効率的だとはおもいます。
あなたももし「お金の不安」があるけど行動する気がおこらないなら
【体験談】喉を切るようなひどい咳や肺炎の恐怖が楽に
これは、クラシカルホメオパシーの専門家である私世良純子のクライアントの体験談です。
2020年〜の世界的な流行病が流行っていたときです。
医療としてホメオパシーが使われているインドのホメオパスが流行病のセミナーを受けに来ないかと個人的に勧めてくれました。
受講した結果、かなりの確率でブライオニアをケアに使っていること、その他の派生する症状に必要なレメディーを学ぶことができました。
インドでは生命に関わる状態をたくさんのケースでサポートできているとケースを見せていただきました。
私のクライアントさんも、例の流行病にかかりはじめで特に咳がひどい場合には、ブリオニアを早急に使うと早くおさまり、治った後にも症状が残りにくかったです。
また、昨今は流行病ではなくても風邪をひくと喉が避けるように痛いケースがよく見られ、その場合も比較的ブライオニアが反応すると感じています。
Q&A.ブライオニアについてのよくあるご質問

ブライオニアを使う上で、よく寄せられる質問にお答えします。
ブライオニアで心身の「渇き」と「痛み」を癒やそう
ブライオニアは、「極度の乾燥」「動きによる悪化」「干渉を嫌う」を特徴とするレメディーです。
もし、あなたや家族が病気の時に、水をガブ飲みし、不機嫌に「放っておいてくれ」と背を向け、じっと動かずに痛みに耐えているなら、ブライオニアが助けになるかもしれません。
それは、頑なになった心と身体を潤し、本来の治癒力を引き出す鍵となるはずです。
ただし、レメディー選びに迷ったり、症状が重い場合は、自己判断せずプロのホメオパスにご相談ください。
自己流で間違ったレメディーを使い続けると、症状が複雑化し、回復が遅れてしまうリスクがあります。

また、弊社が発行するメールマガジンでは、読み物としての知識だけでなく、あなたの状況を個別に質問できる無料相談の窓口もご用意しています。
「今の自分でもホメオパシーは役に立つ?」と疑問に感じたら、ぜひ一度ご登録ください。


