- ホメオパシーの好転反応が「すべて毒出し」は大間違いである理由
- レメディを取って起こる好転反応は生命力による合理的な治癒プロセス
- あなたの不調は好転反応か?ただの悪化か?プロが使う5つの明確な基準
- なぜ、よりによって「皮膚」や「感情」に反応が出るのか?その深い理由
- 好転反応はいつまで?期間が決まる要因と、長期化する危険なケースとは?
- つらい好転反応を乗り切る正しい対処法と、絶対にやってはいけないNG行動とは?
クラシカルホメオパシーの専門家 世良純子です。
「レメディを飲んだら、急にひどい湿疹が…これって好転反応ですか?」
これは、プロのホメオパスである私の元に、日々寄せられる切実な声です。
そこでこの記事では、ホメオパシーにおける好転反応とは何なのか?悪化との違いは?症状別のレメディの効果など、好転反応における全てを、クラシカルホメオパシーの専門家視点から徹底的に解説します。
先に結論をお伝えすると、好転反応に正しく向き合うには、信頼できるプロに相談するのが一番の近道ですよ。
ホメオパシーの好転反応とは?そのメカニズムを専門家が徹底解説

ホメオパシーにおける好転反応とは、あなたの体が本来持っている自然治癒力にスイッチが入り、根本的な改善へ向かい始めた「治癒のサイン」として一時的に出る症状のことを指します。
混乱しやすいのですが、副作用とは違います。

レメディを取ることで体の中に溜め込んでいた古い問題や毒素を、外に排出しようと活発に働き始めることで好転反応は起こります。
これは、長年掃除していなかった部屋を大掃除するのに似ています。
一時的にホコリが舞い、ゴミがたくさん出て、かえって散らかって見えますよね。
好転反応もこれと同じで、身体の大掃除が始まったことで、急激に眠くなったり、一時的に湿疹やかゆみが出たり、過去の症状が悪化したように見えるのです。
そのため好転反応は治癒に伴うことがあるプロセスです。
しかし、多くの人が「ただの悪化」と見分けがつかずに不安になってしまいます。
そこでこの章ではその不安を解消するために、さらに以下の2つの重要なポイントを掘り下げて解説していきます。
- これは好転反応?それとも“ただの悪化”?決定的な5つの違い
- 症状が悪化したら「毒出し」?ホメオパシー好転反応のよくある誤解
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
これは好転反応?それとも“ただの悪化”?決定的な5つの違い

まず最も重要なのは、「好転反応」と、単なる「悪化」は全くの別物だと知ることです。
例えば正しく好転反応が起きている場合は以下のような法則に沿って反応します。
- 改善したい症状が悪化した後、改善する
- 症状が悪化していても全体的には以前よりエネルギーが上がった感じがする
- 軽い症状が悪化しても、より重い症状は改善している(皮膚症状は悪化しても鬱は改善しているなど)
- 症状の悪化が上から下へ移動している(胸に出ていたアレルギーが足先に移動するなど)
- 症状の悪化が中心から端へ移動している(胸のアレルギーが腕に移動など)
もし、あなたの状態がこれに当てはまらないなら、注意が必要です。その不調は、好転反応ではないかもしれません。
逆に、以下のような特徴に当てはまるなら、好転反応「ではない」可能性がかなり高いでしょう。
- 悪化してその後改善しない
- 身体全体のエネルギーが落ち倦怠感があり、精神的にもしんどくなってくる
- もともともっていた症状以外にあらたな症状が増えてくる
- レメディーをやめてもエネルギーが下がったまま、悪化が止まらない
一部のホメオパスは単なる悪化を好転反応だと言い張ることがあるので注意が必要です。
もし「自分の症状が単なる悪化なのか?好転反応なのか?見分けがつかない」という場合には、ぜひプロのホメオパスに一度ご相談ください。
4回の手術経験で西洋医学の限界を痛感。
虐待のトラウマとアトピーを克服した私がたどり着いた方法”ホメオパシー”
症状が悪化したら「毒出し」?ホメオパシー好転反応のよくある誤解

ホメオパシーの「好転反応」は、体がレメディに反応しており、回復に向かっているサインです。
しかし、単に「症状が悪化しただけ」の場合もあり、「毒だしが成功した証」と誤解している人が多くいます。
たしかに、好転反応は体が不要なものを排出するプロセスです。
しかし、レメディが体に合っていない「悪化」や、複数のレメディで体がパニックを起こす「混乱」も、同じように症状をひどくさせます。
これを全て「毒出しだから大丈夫」と片付けてしまうのは、非常に危険な考え方です。
大切なのは、その「悪化」の“質”を見極めること。
一時的に症状が悪化(アグラベーション)した後に改善が訪れるなら、それは良い「毒出し」です。
しかし、ただただ体調が悪化していく一方で改善の兆しが見えないなら、それは有害な反応に他なりません。
より詳しい好転反応の見分け方や、悪化との違いを見抜く5つのポイントはこちらで徹底解説しています

大事なことは「毒出し」や「好転反応」という便利な言葉で思考停止せず、自分の体を冷静に観察することです
【症状別】レメディの好転反応でよくある身体の変化5選

好転反応は、実に様々な形で私たちの体に現れます。
ここでは、特に相談が多い以下5つの症状について、なぜその症状が起きるのか?その意味を解説していきます。
- 皮膚症状(アトピー・湿疹・かゆみetc…)
- 頭痛
- 眠気
- 発熱
- 感情が不安定になる
- 四肢、手足に症状がでる
それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。
好転反応1:皮膚症状(アトピー・湿疹・かゆみetc…)

ホメオパシーの好転反応では、アトピーまたはアレルギーを持つ人が皮膚に痒みや発疹を経験することがあります。
特に重いアトピーを持っている場合、正しい好転反応でも「悪化」し、「長期化」する傾向があります。
なぜなら、ホメオパシーでは、皮膚は生命にとって「安全な排泄器官」と考えるからです。
体は、内臓などのより重要な部分の問題を、まず安全な皮膚を通して外に出そうとします。
したがって、本人の見た目の悪さや、不快さとはうらはらに、わかりやすく症状のデトックス(毒出し)であることも多いのです。
また、長期化しやすいのは、それまでの抑圧的な治療で、症状が内部で複雑化しているケースがあるからです。
そのため、主訴の改善プロセスで、一時的に湿疹やかゆみが悪化することは非常によくあるのです。
皮膚症状の好転反応について詳しくはこちらの記事で解説しています。

ただし、複雑な要素が絡み合うため皮膚に反応が出た場合、それが「悪化」なのか「好転反応」なのかを見極めるのはホメオパスでも非常に難しいです。
まずは一度プロのホメオパスにご相談ください。
好転反応2:頭痛

頭痛も、感情や精神が改善しているときに好転反応として現れやすい症状の一つです。
とくに固定観念が強く、気持ちがほぐれていくプロセスで起こる場合があります。
ただし、長引く頭痛は別の問題が隠れている可能性もあります。
詳しくは、こちらの記事で危険な頭痛との見分け方を解説しています。
好転反応3:眠気
レメディを摂り始めてから、異常なほどの眠気に襲われる。これも、典型的な好転反応です。
あなたの体が「修復モード」に入った証だからです。
私たちの体は、眠っている間に最も活発に細胞の修復や再生を行います。
レメディによって自然治癒力にスイッチが入ると、体は「今はとにかく休んで、治癒に集中させてくれ!」と、強い眠気という形でサインを送ってくるのです。
これは非常に良い兆候なので、可能であれば、体の要求に従ってゆっくりと休んであげてください。
好転反応で起こるの眠気についてはこちらの記事でさらに詳しく解説しています。

好転反応4:発熱

普段あまり熱を出さない人が、レメディをきっかけに高熱を出すのも素晴らしい好転反応の1つです。
発熱は、体の中の不要なウイルスや細菌、老廃物を燃やして排泄するための、最も強力なデトックス作用です。
現代人は、すぐに解熱剤で熱を下げてしまうため、このデトックスの機会を失いがちです。
特にお子さんが熱を出したときに無理やり熱を下げるのはあまりおすすめできません。

レメディは、その抑圧されていた体の機能を呼び覚まし、根本的な「体のお掃除」をさせてくれるのです。
もちろん、あまりに高熱が続く場合は注意が必要なので、自己判断せず必ず病院に行ってください。
また、すでに弱っていて熱をしょっちゅう出す場合も良い反応ではありません。
また、コ/ロナの熱も改善の証ではありません。
好転反応5:抑圧していたネガティブな感情を感じやすくなる。

理由もなくイライラしたり、急に悲しくなって涙が出たり。そういった感情の揺れ動きも、重要な好転反応です。
特に、これまで感情を抑圧してきた「いい人」ほど、この反応は強く出やすい傾向があります。
レメディは、心の中に溜め込んでいた、未消化の感情という「ゴミ」を、外に排泄(毒出し)する手助けをしてくれます。
一時的につらいかもしれませんが、このプロセスを経ることで、心は本来の軽やかさと安定を取り戻していきます。
この感情の好転反応についてはこちらの記事でその深い意味を解説しています。

レメディごとに「好転反応」は決まっているのか?

よく誤解されるのですが、レメディーごとに、出る好転反応が決まっていません。
なぜなら、好転反応は生態そのものの自己治癒力が刺激されておこるものだからです。
例えば、ひどい頭痛があって便秘がある方がシリカのレメディーをとります。
シリカは便秘の代表的なレメディーですが、好転反応はシリカの症状である便秘にだけ限定されておこるわけではありません。
この場合、シリカをとると便秘より、より「重い症状」である、頭痛の好転反応がシリカによって起きる可能性のほうが高いのです。
このより重い症状に症状が移行するメカニズムについて詳しくはこちらの記事で解説しています。

好転反応の出方はレメディーの対応する症状によって必ずしも限定されないのです。
ただし、特定のレメディーをとったあとにおこりがちな「反応」はある程度特定が可能な場合もあります。
では、具体的にレメディごとにどのような反応が出やすいのか?次の章で解説したいと思います。
代表的なレメディ別の反応と効能を解説!

好転反応は、どのレメディを摂るかによっても、現れやすい症状に特徴があります。
ここでは、代表的な4つのレメディを例に、どのような反応が出やすいか?そして、そのレメディが持つ本来の「効能」について解説します。
シリカ・シリチュア(Sil.)で出やすい反応と効能
シリカは、体内の異物や老廃物を排出する「清浄作用」で知られるレメディです。
その効能から、好転反応としては、ニキビや吹き出物といった皮膚症状が一時的に悪化することがあります。
これは、シリカが体内の毒素を皮膚を通して外に押し出そうとしているサインです。
また、爪がもろくなったり、足の裏に汗をかくといった反応が出ることもありますが、これらもシリカが作用している証拠です。
より詳しい解説は、シリカについての記事をご覧ください。

ラカシス・ラケシス(Lach.)で出やすい反応と効能
ラカシスは、血流やホルモンバランス、そして嫉妬や多弁といった感情面に作用するレメディです。
その効能から、好転反応としては、更年期症状の一時的な悪化や、婦人科系の不調の悪化が見られることがあります。
また、溜め込んでいた感情が溢れ出し、イライラしたり嫉妬が激しくなる、といった精神的な反応も特徴的です。
これらは、滞っていたエネルギーが流れ始めた証拠と言えるでしょう。
より詳しい情報はラケシスについての記事を御覧ください

スーヤ(Thuj.)で出やすい反応と効能
スーヤは、不要な組織や、抑圧された感情の解放を助ける、ホメオパシーの重要なレメディの一つです。
一見間違って使用されやすいレメディーで、どんな人にも当てはまっているように見えますが、実際は間違って使われることが非常に多いレメディーです。
その効能から、反応としては、デトックスがおきたり、出来物が悪化したり、過去のワクチン接種に関連する不調が現れたりすることがあります。
また、隠していた秘密や罪悪感が表面化し、精神的に不安定になったりすることも。
これらは、心身の深いレベルでの浄化が始まったサインです。
アーセニカム(Ars.)で出やすい反応と効能
アーセニカムは、食中毒や胃腸炎、そして死への恐怖や健康不安や不安感に深く関わるレメディです。
その効能から、好転反応としては、一時的な胃痛や消化器系の悪化症状が現れたりすることがあります。
また、精神面では、これまで感じていた不安感が、一時的に強く意識され、神経質になることも。
これらは、体が不要なものを排出し、心が深い安心感を取り戻そうとするプロセスなのです。
【注意!】サルファー(Sulf.)で出やすい反応と効能
サルファーは、皮膚疾患や胃腸や下痢、怠惰などに深く関わるレメディです。
注意してほしいのはサルファーは比較的、好転反応や反応が強くでやすいという点です。
特に皮膚のケアでその傾向が強くなりますので、慎重にレメディーを扱ってください。
その効能から、好転反応としては、一時的な皮膚症状や下痢などが現れたりすることがあります。
特に皮膚の好転反応は長引く傾向があるので、クライアントと相談し、レメディーを出しすぎないようにする必要性があります。
また、精神面では、怠惰が強くなる例は少ないですが、傲慢さが強くなるなどの反応ががあります。
これらは、下がったエネルギーがバランスを取り戻そうとするプロセスなのです。
好転反応はいつまで続く?期間と長期化するケース

「この辛さ、一体いつまで続くんだろう…」好転反応を経験する誰もが抱く、切実な疑問ですよね。
ここでは、その期間の目安と、注意すべき長期化のケースについて解説します。
ホメオパシーで起こる好転反応の期間を左右する6つの要因
結論から言うと、好転反応の期間は、数時間で終わる人もいれば、数ヶ月〜続く人もいて、非常に個人差が大きいです。
その期間は、主に以下の要因によって決まります。
- あなたの現在の生命力の強さ
- その症状を患ってきた期間の長さ
- ステロイドなどで症状を抑圧してきた期間の長さ
- 扱っている問題の深さ
- 担当するホメオパスの腕と経験
- 間違ったレメディを取り続けてきた期間の長さ
これらの要因が複雑に絡み合うため、一概に「〇日間です」とは言えないのです。
好転反応の期間についてより詳しく知りたい場合はこちらの専門記事も合わせてお読みください。

【要注意】好転反応が異常に長引く場合の3つの原因

もし、数ヶ月以上も改善の兆しなく不調が続くなら、それは好転反応ではない可能性を疑うべきです。
その場合、主に3つの原因が考えられます。
一つ目は、レメディがあなたの状態に合っていない。
二つ目は、レメディの使い方が間違っている(摂りすぎ)。
そして三つ目は、複数のレメディによって体が「混乱」してしまっているです。
いずれにせよ、長引く不調は体からの危険信号です。
「いつか良くなるはず」と我慢せず、すぐにレメディを取るのを中止し、専門家に相談してください。
【体験談】好転反応の間違いと正解

「好転反応」と「悪化」の違いは、言葉で説明されても、渦中にいると分からなくなるものですよね。
クラシカルホメオパシーの専門家 である私が、プロになる前に経験した事例をお話させてください。
「好転反応がおきるはずがない」の一点張りの未熟ホメオパス
私がまだホメオパスではない頃のお話です、知らずに未熟ホメオパスにかかって大変な目に遭いました。
20代の頃だったでしょうか?海外の有名フラワーエッセンシスト、スコットランドの「マリオン・リー」のフラワーエッセンスのセミナーに参加し、個人セッションを受けました。
マリオンがホメオパスでもあり、フラワーエッセンスと共に「ラケシス」を提案されました。
当時ホメオパシーは日本で殆ど知られていなかったうえに私もホメオパシーを知りませんでした。
なので、セミナー主催者が人脈をたどってレメディーを売ってくれる人を紹介してくれました。
今から思えばその団体は、後日事故をおこした某有名プラクティカルホメオパシー団体のホメオパスでした。
フラワーエッセンスの方に提案されたレメディーではくっきりと改善しました。
しかし、レメディーを売ってくれたホメオパスが「他人のセッションのためにレメディーを出すのに抵抗がある」と言われました。
私は素直にそのホメオパスに従い、ラケシスの後そのホメオパスの言う大量な多種類のレメディーを摂ることになったのです。
当然ながら悪化します、皮膚が悪化してめちゃくちゃになりました。
担当ホメオパスに伝えたところ「そのレメディーで好転反応がおきるはずがない」の一点張りで、軟膏をくれるもますます悪化するだけでした。
最後になって「実はホメオパシーで他人をセッションした経験はまったくない」といわれ謝罪されました。
幸い長い期間レメディーをとっていなかったため、レメディーをやめて皮膚はやがて改善しました。
しかし、プロのクラシカルホメオパスとなった今振り返ると。
おそらく最初にとったラケシスは、私にとってシミリマムマムだったと思われますが、未熟ホメオパスのおかげでアンチドート(無効化)されたと思います。
「好転反応です」の一点張り…悪化し続け救急搬送されたあの日

2度目の失敗では、私は救急外来に運ばれました、これは「好転反応」ではなく、明らかな「悪化」でした。
子宮筋腫を切らずに治したくて、病院にも言っていましたが、某有名ホメオパスのセッションを受けていました。
最初のうちは改善しているように感じたのですが、途中からどんどん悪化しているように感じました。
レメディを摂るたびに身体中とくに背中に原因不明の激痛が走り、病院にいっても「なにもない」といわれました。
病気の進行もあって、貧血はひどく、身体は冷え切って、身体は日に日に消耗していきました。
しかし、当時の担当ホメオパスは「それは好転反応です」の一点張り。
「もし治らないならもうホメオパシーをやめたいのですが」と何度も相談しましたが、そのまま継続を示唆されました。
そして、更に痛みが悪化したとき、あらたにそのホメオパスからさまざまなレメディーを摂るように言われ、摂った瞬間にぐるぐるとひどいめまいになり、病院に救急搬送されました。
しかも、その緊急事態に陥ったとき、そのホメオパスと1ヶ月以上も連絡が取れなくなるという、最悪の事態を迎えたのです。
本物の治癒で起きたこと

そんな目にあいながらもなぜ私がホメオパスになったのか?についてはこちらで詳しく解説していますが、だからこそ私は好転反応やレメディの取り方への誤解を解くことを信念としています。
当時の担当ホメオパスには失敗された私ですが、それでもホメオパシーそのものは本物だという自分の直感を信じていました。
そしてその後、私は幸運にも、本物のクラシカルホメオパシーと出会い、本当の治癒を体験しました。
たしかに好転反応の症状は出ました。
しかし、それは単なる苦痛ではなく、心と体が劇的に変化していく、力強いプロセスだったのです。
まず、手術後も改善しなかった深刻な貧血と、どこへも出かけられないほどの体力低下が回復していきました。
そして、5歳の頃からあった男性への歪んだ見方が、ごっそりと消え去るという、信じられない精神的な変化も起きたのです。
さらに驚くべきは、長年諦めていたアトピーの後遺症です。
真っ黒で象の皮膚のようだった首は、一度アトピーが再発し、長期の好転反応を経た後、跡形もなくキレイになりました。
それどころか、少々不摂生をしてもアトピーが出ないという劇的な改善を手に入れることができたのです。
この経験があるからこそ、私は断言できます。
本物の好転反応は、必ず症状の改善へと向かいます。本物の好転反応は、あなたから力を奪うのではなく、むしろ治癒へと向かう力を与えてくれます。
また、経験豊富なホメオパスは、その症状が好転反応なのか?悪化なのか?見極めて適切な処置を案内します。
なぜその反応が起きているのか?具体的な説明も行います。
どうか、私と同じ失敗をあなたは経験しないでください。
正しいレメディを取れば症状は改善に向かうのです。
つらい好転反応の乗り越え方と、やってはいけないNG対処法

この章では、つらい好転反応を乗り越えるための、具体的な方法と心構え、そしてNGな対処法をお伝えします。
今すぐできるセルフケアと心構え
好転反応の期間中は、とにかく体を休ませ、治癒に集中させてあげることが一番です。
好転反応で眠気が出れば、眠気に逆らわず、十分な睡眠をとることが重要です。
そして、「この症状は、体が頑張ってくれている証拠なんだ」と、自分の体を信頼してあげてください。
また、不安な気持ちを信頼できるホメオパスに話すことも、非常に重要です。
一人で抱え込まないでくださいね。
絶対NG!自己判断でのレメディ追加

症状がつらいからといって、自己判断で別のレメディを追加することは最もやってはいけない行為です。
それは、燃え盛る火の中に、さらにガソリンを注ぐようなもの。
あなたの体を、さらに深刻な「混乱」状態に陥らせてしまいます。
好転反応の期間は、「足す」のではなく「待つ」ことが重要です。
どうしてもつらい時は、レメディを取るのを中止してください。
そして、処方してくれたホメオパスに相談してください。
自己判断・セルフケアでのレメディ追加が危険な理由はこちらで詳しく解説しています。

Q&A.ホメオパス選び・好転反応に関するよくあるご質問

ここまで読んで、信頼できる専門家に依頼してホメオパシーをうけるべき重要性を感じていただけたかと思います。
この章では「本物の」ホメオパスを見つけるための、3つの重要なポイントをお伝えします。
- 好転反応のプロセスを事前に説明できるか?
- 十分な経験と改善実績があるか?
- 海外などの教育機関とのつながりがあるか?
それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。
Q.好転反応がいつまで続くかホメオパスに質問しても曖昧な返事しか返ってきません
A.もしかしたらあなたの担当ホメオパスは、ホメオパシーの専門家ではないのかもしれません、セカンドオピニオンをあたってみてはいかがでしょうか?
きちんと教育を受けた腕のあるクラシカルホメオパスは、レメディを摂った後どのような好転反応が起こるかを、ある程度事前に予測することが可能です。
「とりあえず飲んでみて」「レメディー摂ってみないとわからない」としか言えないホメオパスは、クライアントを治癒に導くノウハウ自体を持たない場合があるので、注意が必要です。
また、中には「好転反応を乗り越えるために自分でもレメディーとってください」といった、ケア自体をクライアントに丸投げするホメオパスもいるので、気を付けてください。
もちろんレメディーをとった後の反応の完璧な予測は不可能です。
しかし、経験豊富なホメオパスは、あなたの状態から起こりうる反応のパターンを想定し、心の準備をさせてくれます。
この事前の説明が、あなたの不安を大きく和らげてくれるのです。
Q. 好転反応と“悪化”はどう見分ければいいですか?
A.最もわかりやすい指標は、「エネルギーレベル」と「改善の方向性」です。
辛い反応がでていても改善している場合、症状は辛くても、気力や体力などは全体的に向上し、主訴が改善に向かう兆しが見えます。
一方、悪化は、全体的に消耗し、改善の兆しが全く見られないまま不調が続きます。
自分で判断がつかない場合は、プロのホメオパスにかかることをおすすめします。
Q. 更年期の不調にも効果はありますか?
A.はい、更年期障害は、ホメオパシーが非常に得意とする分野の一つです。
更年期時期の不調は、ほてり、動悸、気分の落ち込みといった、ホルモンバランスの乱れだけでなく、子育てが終わった人生の転換期における感情的な問題も深く関わっています。
ホメオパシーは、そうした心と体の両面にアプローチすることで、多くの女性をつらい症状から解放するお手伝いをします。
実際にホットフラッシュで汗だくになって着替えないといけないほどの状態で、病院のケアとの相性が悪く改善がみられなかったものの、ホメオパシーで楽に、早くケアできたケースもあります。
Q. 自分に合うレメディの選び方を教えてください
A.結論から言うと、本当に自分に合うレメディ(=シミリマム)を、自己判断で見つけるのは難しいです。
それは、何千という砂の中から、たった一粒のダイヤを見つけ出すような作業です。
レメディ選びには、膨大な知識と経験、そして何より、あなた自身を客観的に見る第三者の視点が不可欠です。
効果的に治癒を目指すなら、レメディ選びは必ずプロのクラシカルホメオパスに委ねてください。
Q. 相談料金の目安はどのくらいですか?
ホメオパスへの相談料金は、初回(約2時間)で1万円〜10万円、2回目以降(約1時間)で1〜7万円とさまざまです。
レメディーを多種類使うプラクティカルホメオパシーより、クラシカルホメオパシーのほうが希少性があるため高い傾向があります。
しかし、今からの時代は教育と健康に最も投資すべきといった提案を、時代の先端を行く人達が提唱しはじめました。
長く健康でいられることにはお金に代えられない価値があります。
永生きだけではなく、健康な永生きなら、真に人生の質を上げることが可能です。
体や感情に出ている症状の根本的な解決を目指すことの価値を考えてみていただければと思います。
レメディを取ったときに起こる”正しい好転反応”は改善のサインです

ホメオパシーの好転反応は、時に私たちを不安にさせます。
しかし、そのサインの本当の意味を理解すれば、それはあなたの心と体が、溜め込んだものを手放し、新しい自分に生まれ変わろうとしている、希望の光であることがわかります。
大切なのは、そのサインを正しく読み解き、単なる「悪化」や「混乱」と見極める知識を持つこと。
そして、決して一人で戦おうとしないことです。
- 好転反応は、あなたの心と体が治癒を始めたポジティブなサインです
- 皮膚や感情の反応は、心のデトックスであることが多いです
- 自己判断でのレメディ使用は、体を「混乱」させるだけで、極めて危険です
- ツラい時ほど「足す」のではなく「引く」。信頼できる専門家に相談する勇気を持ってください
あなたのその不調を、本気で解決したいと願うのであれば、これ以上、危険な方法で時間と健康を無駄にするのはやめてください。
あなたの状態を正確に理解し、治癒のプロセス全体に責任を持ってくれる、本物のプロに頼ること。
それが、あなたが本当の健康を手に入れるための、唯一の正しい道なのです。
4回の手術経験で西洋医学の限界を痛感。
虐待のトラウマとアトピーを克服した私がたどり着いた方法”ホメオパシー”


