- 症状がずっとホメオパシーで良くならず効かないと感じている方
- ホメオパシーなら「なんでも治る」とホメオパスに言われた方
- 西洋医学を使うのは危険と思っている方
- ご自身がホメオパスやヒーラー、スピリチュアルの仕事をしている方
- 自分を分析する癖があったり、自己啓発にはまる人
クラシカルホメオパシーの専門家 世良純子です。
いろんなところでホメオパシーを受けたけど「他で受けて効果がなかった」というご相談をいただくことがあります。
しかし、ホメオパシーはWHO(世界保健機関)ですら、ホメオパシーが補完代替医療の中で最も多く利用されているとしており、世界80か国・欧米の約30%の人がヘルスケアとして利用しています(板村 2012:245)
この記事は、世界でも認められているホメオパシーが、なぜあなたには効かないのか?を解き明かしていきます。
レメディーに効果がない場合は、レメディーのとりすぎで混乱しているケースもあるのですが(詳しくはこちら)、ここでは感情や精神の問題でホメオパシーの効果がでにくい例に絞って解説してゆきます。
先に結論をお伝えすると、「ホメオパシーが効かないループ」から抜け出したいなら、信頼できるプロに相談するのが一番の近道ですよ。
ホメオパシーが効かないのは大きく分けて精神・感情・身体の3つの原因があり、さらにそれぞれ4つの原因に細分化されます。次の章から1つずつ解説していきます。
ホメオパシーが効かないメンタル(精神)の原因4選

ホメオパシーの効果を妨げる大きな要因として、「メンタル」状態が関係しています。
この章では、多くの「効かない」と悩む方に共通する、4つのメンタル的な原因を解説します。
- 原因1:感覚より思考を優先するから
- 原因2:中途半端なレメディの知識でした自己解釈が、間違っているから
- 原因3:強い固定観念があるから
- 原因4:スピリチュアルな解釈をするから
当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
原因1:感覚より思考を優先するから

自分の身体の声を無視し、「頭で考えて」行動している、つまり、感性が知性に支配されているため正しくホメオパシーのレメディーを選びにくいケースです。
ホメオパシーは本人の体調や心の状態の申告が正しいことを前提として、はじめて成り立つケアです。
例えば、ホメオパスが「どんな温度の水が好きですか?」と尋ねた時。
健康な人は「キンキンに冷えた水です!」などと自分の正しい好みを即答します。
しかし、ホメオパシーが効きにくい人に多いのが「冷たい水は体に悪いので、常に常温の水を飲みます」という回答をします。
つまり、自分がどんな温度の水が好みなのか質問されているのに、その人が思う「身体に良いと思う水」を回答していて、自分の好みという「感覚」がメンタルに支配され、自分でもよくわからなくなっているのです。
この本来の感覚を思考で歪んで考える癖が、あなたの本当の状態をホメオパスから隠してしまい、正しいレメディ選びを妨げているのです。
経験上レメディーを多種類を取り混乱を起こしている人は、この現象がより強く見られます
この場合は一度好きなものを食べ、自分本来の感覚を解釈せずに話せばホメオパシーで効果がでやすくなります
原因2:中途半端なレメディの知識でした自己解釈が、間違っているから

中途半端なレメディーの知識は、ホメオパスの正しいレメディー選びをさまたげ、ホメオパシーの効果を邪魔します。
これはホメオパシーの知識はあるけど、ホメオパスではない人、ホメオパシーの学校を卒業したけど、ホメオパスの仕事で生活するほど経験はない人におこりやすいです。
ホメオパシーのレメディーは「当てはまっていると効果が出る」という「正解のあるカウンセリング」的側面があります。(詳細はこちらをみてください)。
そのためホメオパシーの勉強を、自分を知りたいというニーズで始める方も多いです。
勉強のレベルはさまざまで、自己流で本を読む場合もあれば、本格的に学校に入学する人もいるでしょう。
ホメオパシー学校の学生は「私にはあのレメディーが当てはまっているはず」「あのレメディーでは絶対ない」といった会話をすることが多いです。
結果、ホメオパシーの知識があるから自分のレメディーを推察し、知っているレメディーの症状があるはずだと、実際の症状とは違う報告をします。
また、「特定のレメディーであってほしくない」という思い込みから、自分の症状を解釈して話す人もいます。
これらの態度では、ホメオパシーの効果が出にくくなります。理由は、自己分析はしばしば間違っているからです。
私は基本クライアント様に選んだレメディー名をお伝えしていますが、クライアントに出したレメディー名を、一切教えないホメオパスもいます。
ホメオパシーの勉強は、他人の心の中を読める特殊な知識がたくさん学べます。
しかし、人の心の中を正しく分析するテクニックは、自分自身の見たくないところを認められる勇気と客観性があってはじめて使えるのです。
それは「自分でも推察がつかない自分の性格」を認めたり探すところからはじまります。
ホメオパシーで効果を得たいなら、まな板の上の鯉になったつもりで、症状を解釈せず、自分の体感のままに正直に話す方がよいでしょう。
原因3:強い固定観念があるから

宗教にはいっていたり、メンターに強く依存していたり、自己啓発などに強く傾倒している人は、強力にメンタルブロックがかかっていてホメオパシーが使いにくい場合があります。
これは常に同じ考えの回路だけにエネルギーが通り、脳のほかの部分にエネルギーが通らなくなっている状態です。
しかも、本人はしばしば自身の考えに強い固定観念をもっている自覚がありません。
昨今であれば、インフルエンサーの発信を宗教のように真に受けて、すべてをその人の価値基準で選ぶ人もこれに該当するでしょう。
代表的な固定観念の例をあげると。
- 宗教や何かの考えに傾倒し、善悪の判断をすべてメンターの価値観に依存する
- 不安があるから過度な食事制限や健康法を実行しているが、自分は不安がなく健康だと思いこむ
- 本当は休みたいのに「夢がある」とビジネスインフルエンサーの影響を受け、頑張りすぎて疲弊しているのに認めない
- 他人の批判ばかりして他責なのに、指摘すると「いえそんなこと思っていません」と覆す
ベジタリアンや、マクロビを狂信的に実行している人は、自然派なだけではなく、裏に不安が隠れている場合もあります。
たとえば、マクロビを始めてから生理が止まっているのに、健康になっているのだと解釈してそれをまわりにも勧める人もいます。
厳格なベジタリアンなのに、若くして癌になるといった事例は、自分では気付けないけれど、メンタルが深く悪化している場合もあるのです。
メンタルが病んでいると、自分の考えを「解釈して」話すので、事実ベースでセッションができません。
また、メンタルが深く病んでいると、その生態は弱っており、ホメオパシーが効きにくくなったり、効果が出るまでに時間がかかります。
ホメオパシーのセッションを受けるなら、自分に強い固定観念がないか徹底的に疑ってみて、それを手放す前提でホメオパシーのセッションに望むと効果を得やすいでしょう。
原因4:スピリチュアルな解釈をするから

スピリチュアルやヒーリング、自己啓発の知識が豊富な人も、ホメオパシーが効きにくい傾向にあります。
これは、私が多くのクライアント様を見てきた中での、1つの事実です。
代表的な自分に嘘をついている例をあげると。
- 性的なことへの罪悪感があるから「そもそも恋愛に興味がない」と言う
- お金儲けは汚いとどこかで思っていると「お金に興味がない」と言い、お金に困っていることを認めない
- 人のため、頼られるから尽くしているといいながら、自分が相手を束縛している
- 怒りや憎しみといった負の感情が自分にあることを認めない
- 自分におこる全てのことは「良いこと」だと思い込み、うまくいっていない現実を認めない
「母への怒りはありますか?」と聞かれても、「許しています」のように、自分の“本音”にフタをして“理想の答え”を話してしまうのです。
とくに心理系やスピリチュアルの勉強をしているだけではなく、すでにそれらの仕事をしている人は、「悩む」「恨む」「憎い」「怒り」といった自分の中にある負の感受を過度に否定する傾向があります。
本来、人は悩むことも、迷うことも、誰かを憎いと感じることすら、人間の自然な感情の反応です。
しかし、自分は癒やされた、魂のレベルが高い人だと思い込み、その幻想を維持するためにも、常にハッピーで良い状態ではない自分を認められず嘘をつくのです。
結果、彼女たちはセッションで「全てに感謝しています」とか「全部うまくいっています」と理想論を語り、自分に嘘をつき続けます。
本人が“癒されている”と信じ込み、本当の問題にフタをしている限り、治すことはできません。
自分の感情は自分では最もわかりにくいものです(参考になる記事はこちら)。
ましてや、ヒーリングやスピリチュアルを仕事にしているなら、プロとして尚更自分の負の感情にスポットを当て、勇気を持って認めることこそ真の成長につながるはずです。
ホメオパスにも、自分は「癒やされた人だ」と思いたい人が一定います。
一度自分が最もネガティブだとおもう感情を持っていないか?徹底的に自分を疑う勇気をもってください。
そして、その話をあえてホメオパスにしてみましょう、よりよいセッションができるはずです。
ホメオパシーが効かない“感情”の原因4選

あなた自身も気づいていない「潜在意識下の感情」が治癒を妨げているかもしれません。
この章では、ホメオパシーが効かない人の、4つの感情について解説します。
- 原因1:過去のトラウマがつらすぎて自覚できないから
- 原因2:病気でい続けることの無意識的なメリットがあるから
- 原因3:誰にも言えない秘密や罪悪感があるから
原因1:過去のトラウマがつらすぎて自覚できないから

例えば性的虐待や、子供の頃に受けたつらい思い出、最初のホメオパシーセッションの時には自覚することはできず、ホメオパシーを受けて1〜2年たってやっとトラウマを思い出すケースはよくあります。
普通に考えると虐待の過去を忘れるはずもないのですが、思い出す事ができない事例は意外にたくさんあります。
これは、あまりにも強いトラウマを経験した方が、心を守るために「感情」を切り離して心を守っている状態です。
クライアントが事実を話してくれなければ当然ホメオパスはそれらの事実を踏まえたレメディーを選ぶことができません。
トラウマをケアするには時間がかかり、以下のステップが必要です。
- ステップ1.つらい感情を思い出し自覚できる
- ステップ2.その感情に向き合う
- ステップ3.感情を手放す
特に、虐待や性・恋愛・失恋に関する心の傷でこの現象がおこりやすいです。
しかし、ひとたび本人がトラウマを自覚し、改善したいと強く願い、自分のつらい感情に向き合い認めたくないことも認め始めると、レメディーがクリアになります。
適切なレメディでトラウマに触れ始めると、状況は動き始めます。
もし、あなたが自分の感情を感じられないなら、そこには深い傷が隠れているのかもしれません。
もしかしたら、これを読んでいるあなたにもまだ自覚できていないつらい過去があり、そのトラウマがあなたの現在の恋愛・仕事・人間関係などをうまくいかせない原因になっているかもしれません。
その傷を癒すことが、治癒への本当の第一歩です。
私自身も暴力と性的虐待を受けてきた過去があるので、このケースは非常に得意としています。
原因2:病気でい続けることの無意識的なメリットがあるから

ホメオパシーが効かない3つ目の感情的な原因は、心の底では治りたくないとおもっていて、症状を「言い訳」として必要としているからです。
“病気でいること”に、何らかのメリットを感じているからです。これを専門的には「二次利得」と呼びます。
具体的には、主に3つの傾向があります。
- メリット1:責任から逃避できる
- メリット2:他者へ復讐できる
- メリット3:環境を変える行動を起こさなくて良い
例えば、仕事で失敗し、会社に行きたくなかったとします。
そんな時、あなたの心身はバランスを崩し、体調が悪くなるかもしれません。
その際、病気があれば、休むための、正当な言い訳ができるのです。
無意識がそのメリットを感じている限り、症状は完全にはなくなりません。
なぜなら、症状がなくなると、休めなくなってしまうからです。
病気が風邪や熱など一時的なものではなく、うつ病になれば、長く会社を休む正当な理由にもなります。
メリット1:責任から逃避できる

もし、病気やうつ病が治ってしまったら、どうなるでしょう?
「働かなければならない」
「自立するという、いままで逃げてきた厳しい現実に直面しなければならない」
その「責任」から逃れるために、無意識に病気でい続けることを選んでしまうのです。
なぜなら治ったほうが不都合だからです。
例えば、うつうつした気分は改善してきて、外出できるようになったけれど、理由をつけては挑戦しない。
就職できるようになったら「別に働きたいわけではない」などと言い出し、逃げてセッションに来なくなるパターンもあります。
治るということは自由であると同時に、責任も生じます、その責任を引き受ける覚悟がなければ、改善は途中で止まってしまうのです。
このようなケースの場合は、自分の見たくない側面を見て、恥ずかしくても、みっともなくても認めて自分を変える覚悟があれば劇的に人生ごと変わるケースもあります。
メリット2:他者へ復讐できる

病気でいることで、あなたを傷つけた親や家族に対し、被害者になって無言の復讐をしているケースです。
「あなたのせいで、私はこんな状態になってしまいました、ほらよく見てください」
恨んでいる相手に対抗することなく、自力で人生を変えるでもなく、不幸になってみせて苦しむ姿を見せ続けることが、相手への最大の復讐になるのです。
例えば鬱やパニック障害などの感情の問題を抱えている、または家族との喧嘩から身体に病気をもっている女性がいるとします。
親がいつも夫婦喧嘩をしていて、父親が自分のやりたいことを反対したせいで望まない仕事につかざるを得ず、仕事が合わなくてうつになり退職しました。
父とは3年口をきいていないけれど、父親に経済的に依存しているからその環境から抜け出せないといったケースです。
「あなたのせいで私はこんな病気になりましたよ・・・・・」
その状況を父親のそばでずっと見せることが、父親への復讐であり罰を与える行為でもあるのです。
こういったケースは、非常に深いところで父親への憎しみがあり、さらに深いところでは父親への愛情と執着と、大人になって責任をとりたくないという気持ちがあります。
この深層心理がある限り、なかなか治すことができません。
なぜなら、治ってしまえば、無言で復讐できるシチュエーションを失うことになるからです。
もちろん、このようなケースも自ら不幸になってみせることが最も自分の人生を最悪にしていると気づくことができ、自立をめざすことができれば改善の可能性があります。
メリット3:環境を変える行動を起こさなくて良い

病気は「行動しない言い訳」になってくれます。
今のつらい環境(合わない仕事、不幸な結婚)から抜け出したい。
でも、離婚や転職をする勇気はない。
そんな時、病気でい続けることは非常に都合がいいのです。
例えば仕事や進路で悩んでいた時に会社を辞めたくなって、相手の男性は社会的地位もお金もあって、そこそこ好きで結婚します。
ところが結婚してみたら夫の母親姑に対して強い憎しみを感じるようになったし、夫のことも本当に愛しているわけではないと気づいた。
その女性は遅かれ早かれ、頭痛とか恐れとか、精神症状とかいろいろな不調をもつことになるでしょう。
その理由はその人を病気にしているストレス源の人間関係が生活環境の中にあるけど、その環境を変えられないからです。
彼女が根源的に改善するには夫と離婚するなど、環境を変える行動をとる必要があります。
しかしこの場合、夫から離れたら子供をいい学校に通わせられないとか、働いて稼ぐ気はないとか、他人が原因のいろんな理由をつけては自分の問題に向かい合おうとしない人がいます。
ここでポイントになるのは、この状況は本人が選んでつくったのだと気づき、その自分が招いてしまった結果の責任をとる強さを持つと覚悟すれば人生を劇的に変化させることも可能です。
原因4:誰にも言えない秘密と罪悪感

最後の原因は、あなたが抱える「秘密」と、それに伴う「罪悪感」です。
不倫や、誰にも言えない性的嗜好、過去の中絶や虐待の経験など。
あなたが抱える「秘密」と、それに伴う「罪悪感」は、ホメオパシーの効果を妨げる強力なブレーキになります。
その秘密を隠し続けるストレスが、常にあなたのエネルギーを蝕むからです。
「ずっと不倫をしているが、止められたくないからホメオパスにすら、その事実を正直に話せない。」その嘘や隠し事が、あなたの全体像を歪ませ、正しいレメディ選びを困難にします。
どんなに腕の良いホメオパスでも、事実を隠されてしまうと、正しい目的地にたどり着けません。
ホメオパシーが“効かない”身体の状態4選

この章では、そもそもホメオパシーが適応外となる、4つの身体的な状態を解説します。
- 効かないケース1:腎不全など、不可逆的な臓器の障害
- 効かないケース2:とげや骨折などの物理的な問題
- 効かないケース3:ステロイドなど強い薬の影響下にある
- 効かないケース4:違法ドラッグの使用
「ホメオパシーなら何でも治る」というのは、危険な妄信です
効かないケース1:腎不全など、不可逆的な臓器の障害

ホメオパシーが効かない身体の状態、その1つ目は、不可逆的な臓器の障害です。
失われた臓器や、構造的に破壊された臓器は、ホメオパシーで元に戻すことはできません。
トカゲのしっぽのように、腎臓や肝臓が再生することはできません。
肝硬変の末期、腹水たまっておなかぱんぱんに腫れる、などはホメオパシーだけではなかなか治療できません。
しかし、外科治療を併用しながら、自己治癒力をあげて、病院の治療の副作用の影響を軽減したり、不安を楽にしたり、予後を良くすることは可能です。
また、肝不全は治せないですが、病気になる原因となった感情面の問題の改善には大きく寄与します。
どこまでがホメオパシーの限界なのか?正しく知っておくことは、医療ネグレクトという最悪の事態を避けるために非常に重要です。
効かないケース2:とげや骨折などの物理的な問題

次に、トゲが刺さった、骨折した、などの物理的な問題も、ホメオパシー単体では解決できません。
これは、ホメオパシーの創始者ハーネマン自身が、その原典「オルガノン」で明確に記していることです。
とげが刺さっているなら、まず抜く。骨が折れているなら、まず病院でつなぐ。
肛門が閉じているなどの場合も手術などで開けるのが先で、それをホメオパシーでやろうとするのは間違いです。
なお、術後の回復を早めるためにホメオパシーを使うのは非常に有効ですし、骨折も早く骨をくっつけることは可能です。
しかし、手術でなんとかすべきものをレメディで何とかしようとするのは、ホメオパシーの誤った使い方ですので気をつけてください。
効かないケース3:ステロイドなど強い薬の影響下にある

ホメオパシーが効きにくい第3のケースは、強い西洋医学(アロパシー)の強い薬を大量に服用している場合です。
抗がん剤、免疫抑制剤、抗精神病薬、ステロイドなど。これらの強力な薬は、本来の症状を隠し、レメディ選びを非常に難しくさせます。
薬が本来の症状を隠し、病気をより深いレベルへと追いやり、自己の力も抑圧するからです。
ホメオパスは、その薬によって作られた偽りの症状の奥にある、あなたの本当の姿を見つけ出さなければなりません。
ホメオパシーの流派によっては、西洋医学の薬をすべてやめるように指示する危険なホメオパスがいますが、信頼しないでください。
私ホメオパス世良の体験談ですが、実際は、病院で薬をとっていてもホメオパシーの併用は可能で、改善しながら病院に相談して薬を減らしている実例をいくつももっています。
ただ、難しいケースであることに違いはないので、新人のホメオパスには依頼しないでください。
とくに、自己判断で薬をやめるのは命に関わる危険がありますので絶対にやめてください。
効かないケース4:違法ドラッ/グの使用

最後に、違法ドラ/ッグの使用も、ホメオパシーの効果を妨げます。
大麻(マリファ?ナ)やコカイ?ンといった薬物は、レメディの効果をキャンセル(アンチドート)してしまいます。
コーヒーがレメディの効果を打ち消すことは知られていますが、ドラッグはそれ以上に強力です。
また、ドラッグの影響が、その人の本来のレメディ像を歪めてしまうこともあります。
海外では気軽に大麻を吸う人もいますが、ホメオパシーを受ける上では大きな妨げになることを知っておいてください。
また、ドラッグを使っている人はその履歴が残っている場合もおおく、優秀なホメオパスなら当てる事が可能です。
実際に私も海外と行き来しているクライアントで「ドラッグ使っているな」と感じて、実際に使用経験があった方がいらっしゃいました。
嘘はつけないものです。
環境を変えざるを得なくなった私の体験談
これはクラシカルホメオパスである私自身が体験したことです。
合わない会社に12年間も勤め続け、心身がボロボロなのは分かっているのに、どうしても辞める覚悟ができませんでした。
ホメオパシーで体調は少し良くなるものの、ある時点からピタリと改善が止まりました。
師匠である担当ホメオパスに「会社を辞めなさい」と何度も言われましたが、なかなか辞められなかったのです。
担当ホメオパスから「ここからはあなたが問題の本質に気づかないと改善しない」といわれました。
やがて、私は冷え性、婦人科病、貧血、胃潰瘍、とどんどん病気が増えてきて、とうとう病院に救急搬送されるに至り、癌になる直前まで病気は悪化しました。
だからこそ、自分の問題を認められないみなさんの気持ちが痛いほどよくわかります。
より詳しくはこちらで解説しています。
そして、退職届を出した日から、止まっていた治癒の歯車が再び動き始めました。
その後会社をやめて、様々なことに挑戦して今があるのですが、今ふりかえると仕事は好きでしたが、なぜ永年会社に執着していたのか不思議なくらい「辞めて当然」の状態でした。
時々ホメオパシーさえ受けていれば、病気にかからないと思っている人がいます(意外にもホメオパスにも多いです)
しかし、あなたが自分を病気においやる食事、生活、タバコといった悪習慣をやめなかったり。
ストレスがたまる状況を変えようとしなかったり、会社を変わったり、離婚しない限りはホメオパシーの効果は限定的です。
あるときから病気が治らないばかりか、とうとう身体はストレスに耐えかねて悪化することもあり得るのです。
では、どうすればホメオパシーは“効く”のか?

ここまで、ホメオパシーが効かない様々な原因についてお話ししてきました。
では、どうすれば、あなたもホメオパシーの本当の効果を実感できるのでしょうか。
そのために必要なことは、実はとてもシンプルです。
- “まな板の上の鯉”になる覚悟を持つこと
- 全てをホメオパシーで治そうと思わないこと
- 信頼できるホメオパスを選ぶこと
1つずつ、解説します。
“まな板の上の鯉”になる覚悟を持つこと
ホメオパシーでより確実に効果を出すための、たった1つの秘訣。それは、あなたの知識、解釈、固定観念、プライド、そのすべてを一旦手放し、「まな板の上の鯉」になる覚悟を持つことです。
良い悪いの判断をせず、ただ、ありのままの自分をホメオパスに見せる。
「こんなこと言ったら、どう思われるだろう…」という恐れを手放す。
それができた時初めて、ホメオパスはあなたの本当の姿を見ることができ、正しいレメディを処方することができます。
そうなって初めて「レメディが効かない」という状態を抜け出すことができるのです。
全てをホメオパシーで治そうと思わないこと

ホメオパシーで効果を出すために、もう一つ重要なことがあります。それは、ホメオパシーを妄信しない、ということです。
「西洋医学はすべて悪」と頑なに拒否し、ホメオパシーだけですべてを解決しようとするのは、非常に危険です。
ホメオパシーを受けようとすると宗教のように「西洋医学は怖い怖い」と怖がらせ、「ホメオパシーならなんでも治る」と他の治療を受けさせないようにアドバイスするホメオパスもいるようです。
ホメオパスは民間資格のため、趣味と仕事がごちゃごちゃになっている人も多いです。
本人は自分の言動の責任の重みも考えず、それがよいことだと妄信してアドバイスしている場合もしばしばです。
実際はホメオパシー適応外の症状はありますので良く考えて受けてください。
また、適応範囲だとしても卓越した腕がなければおひきうけするべきではないケースもあり、リスクを説明しながら受けていただく必要があります。
先述したように骨が折れたなら、まず病院に行く。肛門が閉じているなどの場合も手術などで開けるのが先で、それをホメオパシーでやろうとするのは間違いです。
その上で、回復のサポートやメンタルのケアのためにホメオパシーを併用する。
この冷静で、バランスの取れた視点を持つことが、あなた自身を守ることに繋がります。
ホメオパシーはあくまで補完的なものであることを忘れないでください。
信頼できるホメオパスを選ぶこと

そして、最も重要なのが、あなたの複雑なメンタルブロックや感情のブレーキを理解し、的確なレメディを選び出せる、経験豊富なプロのホメオパスを選ぶこと。
実際にクライアントさんの問題を解決した実績が豊富だったり、事前にホメオパシーで起こり得るリスクをきちんと説明してくれたり、そういった信頼できるホメオパスを選ぶこと。
これこそが、ホメオパシーで結果を出すための、最大の鍵なのです。
では、どうすればそんなホメオパスに出会えるのでしょうか?
そのヒントは、私の無料メルマガでお伝えしています。
4回の手術経験で西洋医学の限界を痛感。
虐待のトラウマとアトピーを克服した私がたどり着いた方法”ホメオパシー”
Q&A.ホメオパシーの効果がない方のよくあるご質問
ここからは私、クラシカルホメオパシーの専門家 世良純子が、クライアント様からよく頂くご質問に回答します。
Q.自分に使っているレメディー名を教えてもらってホメオパシーを受けることができますか?
A.非常によくいただくご質問ですが、私は基本クライアント様に選んだレメディー名と、レメディーを選んだ根拠をお伝えしています。
ただし、この記事にかいたようにホメオパシーを行うさまたげになるといってレメディー名を教えないホメオパスもいます(インドのホメオパシーの方法を習った方にこのような方が多いです)
私も、過度にレメディー名を解釈して話す方の場合、ブラインド(レメディー名を教えない)でホメオパシーをやることもありますが、非常に稀で殆どの場合はレメディー名を開示しています。
Q.ホメオパス自身は自分の問題に向き合っているのですか?
A.ホメオパシーの知識によって他人の分析はしても、自分の問題を棚上げしたままでいる人はプロの中にもいます。
しかし、それらの人はプロになれなかったり、プロになっているつもりでも他人の深い問題は見つけ出すことができないといった傾向があると感じます。
Q.本で調べたら全く自分に゙該当していないレメディーが出されましたので納得いきません
A.担当ホメオパスにそのレメディーを選んだ根拠をご質問してみてはいかがでしょうか?
私はホメオパシーを実施するにあたり、レメディーを選んだ根拠もお伝えするし、おこりやすい好転反応についてもあらかじめお伝えします。
ホメオパシーの原典である「オルガノン」にもその人の普段の状態を周りの人や家族にきけばよいといった解説があります。
しかし、流派によっては「その人の周りの意見を効くのはすべて妄想である」といって一切話しをきかない、その人にレメディー名も根拠も教えないというやり方をしているホメオパスもいます。
合わないなら別のホメオパスにかかることをおすすめします。
また、プロがレメディーを使う場合は、一般的に手に入るホメオパシー書籍に記載されているのとは、全く違う解釈で使う場合もあります。
例えば、愚かな人に使いがちなレメディーを、賢い人に使う場合もあります。
また、ラケシスは嫉妬のレメディーに見えて、嫉妬に関係なく、セクシャリティーの抑圧に使う場合があります。
レメディーを選んだ根拠は私は大切だとおもうので、担当ホメオパスに聞いてみてはいかがでしょうか?
体験談「このレメディーは私ではない」と言い続けた人の末路
これはクラシカルホメオパスである私が扱ったケースででもありましたし、同級生でおきていたケースです。
本人がすでレメディーをたくさんとっていると、身体が混乱しているためホメオパシーが効果が出にくいという話は何度もしてきました。
自身がホメオパシーを本で勉強していたり、ホメオパシーの学校に通っているとレメディーを知っている場合、自分でもあれこれレメディーをとって混乱した状態でホメオパシーを受けている例は非常に多いのです。
しかも自分自身はホメオパシーを信じていますから、混乱していることは認めません。
なのでレメディーを出された時に「それは違う」と強く反発するのです。
実際は、レメディーで混乱している場合、一見違うかのように見えるレメディーをしばらくつかって混乱を解くしかない場合もあるのですが、「こんなレメディーが出された」と自己否定された気になって怒り出す人がいます。
実際私も知り合いに「私がこのレメディーってありえなくない?」と相談をうけた例はいくつもあります。
そうなるとどうでしょう?
たいていは、特定のレメディーを取っている最中なのに別のホメオパスにかかってあらたにレメディーを投与することになります。
そのことでかえって身体や心が悪化するのですが、本人はその悪化を「好転反応」だとおもいこむ(詳しくはこちらをご覧ください)。
ホメオパシーを習っている方がホメオパシーの効果がない、案外これはよくある話なのです。
「効かない」ループから抜け出し、本物の自由な健康を手に入れるには?

ホメオパシーが「効かない」のには、明確な理由があり、原因の多くは、あなた自身の内側にあります。
しかし、それはあなたを責めるためのものでは、決してなく、むしろ、原因がわかれば、解決の道筋が見えるということ。
自分の問題と向き合い、変わる覚悟を決める、自分の解釈を他人にゆだねる。
ホメオパシーは、その覚悟を決めた人にだけ変化をもたらしてくれます。
永い間治らない原因不明の症状をお持ちの方は、多くの場合「心の底から納得できる、本来の人生を生きていない」という問題が背景に隠れています。
その問題に向き合うと決めた時、ホメオパシーは、あなたの人生をはっきりと変える力になります。
もう、「効かない」と一人で悩み続けるのは、終わりにしませんか?
本気で自分の問題を解決したいなら、その決意を持って、プロに相談してみてください。


