- 【結論】ホメオパシーは予防接種の「代わり」にはならない。しかし、病気に負けない身体作りは目指せる
- 「病気=悪」という常識を疑おう
- 子供の病気は免疫を鍛える天然のワクチンになることも
- ドイツでは「予防接種をしない選択」が医療現場で尊重されている
- レメディによる「好転反応」と、単なる「悪化」は全くの別物。自己判断はとても危険です
クラシカルホメオパシーの専門家 世良純子です。
この記事では、ホメオパシーのレメディと予防接種の関係について、専門家の視点から徹底解説していきます。
あわせて、ワクチン接種後の不安をケアする「トートパシー」という考え方や、ドイツのリアルな予防接種事情についても紹介します。
「お子さんの予防接種で迷っている」「レメディで何かできないかとお考えの」お母さんは、ぜひ最後まで読んでください。
先に結論をお伝えすると、「お子さんの健康を根本から考えたい」なら、まずはプロのホメオパスに相談するのがおすすめですよ。
ホメオパシーは予防接種の代わりになる?

まず結論からお伝えすると、ホメオパシーのレメディは、現代医療における予防接種の「代わり」にはなりません。
「予防接種の代わりになるの?」これは、お子さんを想うお母さんから、私が最もよく受ける質問の一つです。
インターネット上には様々な情報が溢れていて、混乱してしまいますよね。
これは、厚生労働省の公式サイトでも「ホメオパシーによる免疫付与(予防接種)を支持するエビデンスはありません」と明記されています。
ホメオパシーは、体の中にスポット的に狙って物質的な抗体を作ることはしません。
そのため、レメディを飲んだからといって、特定のウイルスに対する免疫が獲得できるわけではないのです。
「レメディを飲んだから、予防接種はしなくて大丈夫」という考えは、残念ながら誤解です。
「じゃあ、ホメオパシーは全く役に立たないの?」
ホメオパシーには、全く違う角度からお子さんの健康を守るアプローチがあります。
「病気に負けない身体」を目指そう

ホメオパシーが目指すのは、特定の病気をピンポイントで予防することではありません。
そうではなく、お子さん自身の生命力(バイタルフォース)そのものを高めること。
つまり、多少のウイルスや細菌がやってきても、それをはねのけられるだけの「強い身体」と「健全な免疫」を育むことを目指します。
つまり、「特定の病気を叩く」のではなく、「病気にならない土台を作る」
これがホメオパシーの根本的な考え方なのです。
私のクライアント様でも、ホメオパシーを継続することで、インフルエンザにかかりにくくなったり、罹っても回復が早くなったりする方は多いですよ。
根本的な生命力の向上に興味があるなら、個別相談付きの無料メルマガも参考にしてくださいね。
そもそも「病気=悪」という思い込みを捨てよう

ホメオパシーでは、すべての病気を「悪」とは捉えません。
むしろ、子どもが成長過程で経験するいくつかの急性の病気は、その子の免疫を鍛え、より健康な身体を作るために「必要なプロセス」だと考えるのです。
そこでこの章では、予防接種を考える上で根底となる、この重要な価値観の転換についてお話しします。
この考え方を知るだけで、予防接種に対する漠然とした不安が、少し軽くなるかもしれません。
ホメオパシーで自己治癒力そのものにアプローチを

ホメオパシーのレメディは、お子さん一人ひとりが持つ「自己治癒力」という内なるドクターに、優しくスイッチを入れるようなものです。
この「自己治癒力に働きかける」という考え方は、ホメオパシーの創始者である医師サミュエル・ハーネマンが、その聖典とも言われる著書『医術のオルガノン』の中で提唱した、200年以上続くホメオパシーの根幹をなす哲学です。
しかし、現代人は子供の頃からストレスや生活習慣、遺伝的な要因などから、そのスイッチがうまく入らなくなってしまうことがあります。
ホメオパシーは、その人が持つ根本的な体質(感受性)に合うレメディを選ぶことで、この自己治癒力がスムーズに働くようサポートします。
表面的な症状を一時的に抑えるのではなく、身体の内側からバランスを整え、病気そのものにかかりにくい、しなやかで強い心身を育んでいくのです。
より詳しいホメオパシーの考え方はこちらも参考にしてください。

ホメオパシーと予防接種
一般的にクラシカルホメオパシー見地からは、致し方ないものは除き予防接種を積極的におすすめしていません。
理由は、本来人間がもっていて、最も身体を守ってくれる免疫に干渉するため、かえって身体に悪い場合もあると考えるからです。
特定の免疫だけを強化することは、いわば自然な免疫を特定のウィルスにだけ抵抗できるように警護をかき集めるようなものです。
これは例えると、広いイベント会場のために100人の警察を雇って、泥棒がはいらないようにあらゆる場所を警護しているのが自然な状態だとしましょう。
予防接種で特定の免疫だけ強化するのは、会場に入る入口は10箇所あるのに、1箇所のドアだけに60人の警護を集約するようなものです。
会場はそもそも100人であらゆる危険(病気・細菌・ウィルス)から守るためにバランス良く設置されているのに、特定の脅威にだけ備えて警護を固めれば、むしろ残りの9箇所の警護は手薄になってしまいます。
本来自然な免疫だと100人で身体のあらゆる危機に対応するよう配置されています。
ところが、1箇所に警護をまとめると、当然他の箇所(他の病気の脅威)には警護が手薄になり、かえって身体全体は弱くなり、他の病気にかかりやすくなる可能性があります。
打つべき予防接種もある
だからといって、例えば中南米の熱帯に行くにあたって、マラリアの予防接種を打たずにゆくのはかえってリスクのほうが高いです。
とくに、過去にない病気が流行ったり、日本ではあまり罹る人がいないけれど、特定の土地では罹る病気。
重症化した場合生命に危機をもたらす病気などに対しては、打つべき予防接種はあります。
【ドイツ在住ホメオパスに聞く】海外の予防接種とホメオパシー事情

日本では「予防接種を打つのは当たり前」という強い同調圧力がありますが、海外では違うようです。
ここでは、私が以前、ドイツのデュッセルドルフ在住の日本人ホメオパスAさんに取材した際の、非常に興味深いお話をご紹介します。
この章を読むことで、私たちが「常識」だと思っていることが、決して世界の常識ではないと気づかされるはずです。
- 予防接種をしない選択が尊重されるドイツの医療現場
- 「病気への恐怖」が過剰な接種を生む日本の現状
- 子供の病気は免疫を鍛える最高の機会
- 「予防接種=悪」ではない、バランスの取れた考え方
それでは1つずつ見ていきましょう。
予防接種をしない選択が尊重されるドイツの医療現場

医療機関によるとおもいますが、ドイツでは「予防接種をしない」という選択が、日本よりも尊重される傾向があるそうです。
ドイツ在住Aさんが、自然派のクリニックで医師兼ホメオパスに「子どもに予防接種をしたくない」と相談したところ、否定されなかったそうです。
その医師が「予防接種をしない」という証明のレターを学校宛に書いてくれ、「万が一何かあっても、この病院に相談に来てください」とまで言ってくれたというのです。
日本では、予防接種を拒否すると「虐待だ」と言われかねない雰囲気があることを考えると、これは大きな違いです。
さらにその医師は、お子さんを見て「この子は(たくさん予防接種をうっていないから)生命力が強いね」と、肯定的に評価してくれたそうです。
「病気への恐怖」が過剰な接種を生む日本の現状

なぜ、日本ではこれほどまでに予防接種が「必須」という雰囲気なのでしょうか?
それは、多くの人が「病気そのもの」に対して、過剰な恐怖心を抱いているからかもしれません。
「大人になってから、はしかやおたふく風邪にかかると重症化するから」という不安を煽る言葉もよく聞きますが、それも一つの側面に過ぎないのです。
子供の罹るよくある病気が免疫を鍛える場合も

クラシカルホメオパシー的見地では、予防接種の対象となる子供がよく罹る病気、麻しん、風疹、水ぼうそう、おたふく風邪などは罹っても生命に危険があることは少なく、罹ることで免疫を鍛えると解釈します。
また、子供が高熱を出すことは免疫を鍛えると言う側面もあり、必ずしも毎回熱を下げないほうが良い場合もあります、詳しくはこちらに記載しています。
Aさんもご自身の子育て経験から、病気に対する考え方が大きく変わったと語ります。
お子さんが100日咳に罹った際、ホメオパシーで対応したところ、以前から悩んでいた湿疹がすっかりキレイに治ってしまったというのです。
病気に罹り免疫を獲得することで、以前から悩んでいた慢性病が改善したそうです。
これは、ホメオパシーの原典に記載していることと、全く同じです。
「風疹」や「おたふく風邪」といった子供が罹る病気は、その子の免疫を鍛え、教育するためにあるとのことでした。
もちろん、ポリオのように後遺症のリスクがある病気の予防接種は話が別です。
リスクを避けるために予防接種を打つ必要はあるでしょう。
「予防接種=悪」ではない、バランスの取れた考え方

ここまで読むと、「じゃあ、やっぱり予防接種は打たない方がいいんだ!」と思われるかもしれません。
しかし、私はホメオパスですが熱狂的に予防接種に反対しているわけではありません。
学校や周囲との関係で、どうしても接種せざるを得ない状況もあるでしょう。
その交渉のために戦い、お母さん自身が疲弊してしまうなら、接種するのも一つの選択肢だと考えています。
問題なのは、インフルエンザの予防接種を打っていない子供が一人いるからと、全員の感染源になるかのように責め立てる予防接種信者もいるからです。
反対に、日本のいきすぎた一部のホメオパシー団体が「予防接種は諸悪の根源」と断罪し、お母さんを追い詰めてしまうこともまた問題です。
大切なのは、0か100かで考えるのではなく、状況に応じたバランス感覚です。
もし判断に迷ったら、一人で抱え込まずに、いつでもご相談ください。
4回の手術経験で西洋医学の限界を痛感。
虐待のトラウマとアトピーを克服した私がたどり着いた方法”ホメオパシー”
【体験談】予防接種を打っていないし、感染してないのに免疫がある?

ここではクラシカルホメオパスの世良純子、私自身の体験談をお話しましょう。
実は私は、幼少期に卵アレルギーが原因で、ほとんどの予防接種を受けずに育ちました。
多くのワクチンには卵がつかわれているので、アナフィラキシーショックを避けるため、医師である父のアドバイスもあって避けたのです。
日本脳炎はワクチンを打っていますが、麻しん、風疹、おたふく風邪、水ぼうそうどれも予防接種を打っていません。
水ぼうそうには幼稚園の時に感染し、かなり重い症状で、高熱が続いて何度も吐き、1週間ほど幼稚園を休みました。
40代くらいになってから免疫を調べたことがありました。
ところが罹ったはずの水ぼうそうの免疫はなく、罹ってないおたふく風邪と麻しんの免疫がありました。
免疫って案外曖昧なものとホメオパスの学校では習うのですが、本当にその通りだなと思いました。
現在2026年私は57歳ですが、その後、麻しん、風疹、おたふく風邪どれも感染しないままこの年になりました。
もちろん、私のケースは一例です。特に症状が重く、お子さんが苦しんでいる場合は医療機関で相談してください。
もう一度この年で免疫調べてみようかな?大人のあなたも調べてみては?
もし判断に迷ったら、一人で抱え込まずに、いつでもご相談ください。
予防接種とホメオパシーに関するQ&A

ここでは、予防接種とレメディに関して、クライアント様からよく寄せられる質問にお答えしていきます。
Q. インフルエンザが流行る前にインフルエンザのレメディーを取るのは効果がありますか?
A. クラシカルホメオパシー視点では効果なしと考えます
コレは日本で拡がっているホメオパシーの考え方の一つですが、ホメオパシーの源流ではあらかじめ罹ってない病気のレメディーをとることは意味をなさないと考えます。
しかし、本来のクラシカルホメオパシーでは、その人の全体像に合うレメディを選び出すことを最も重要視します。
正しいレメディを選定するには、専門家による診断が不可欠です。
Q. ホメオパシー救急キットは役立ちますか?
A. 役立ちますが、高熱が出たら30cでは効果がない事が多いでしょう
レメディーキットにはいっているAcon アコナイト、Bell ベラドンナ、Arsアルセニクム アルブム、Phosフォスフォラス、などは高熱をだした子供の問題を(大人でも)早くケアするのに役立ちます。
高熱だけなら比較的レメディー選びも難しくないのですが、ホメオパシーの専門家ではない人のためのキットは通常 6C 12c30c などの低ポテンシーのレメディーがセットされています。
このポテテンシーだと高熱には効ききらない可能性が高いです。
いざという時相談できる専門家のホメオパスを確保しておくとよいでしょう。
まずは、無料のメルマガで個別相談に登録して、よりホメオパシーに関する知識を深めてみてください。
Q. 予防接種を打った履歴があれば毒出しレメディーを摂らないとダメですか?
A. いえ、予防接種を打った人全員があらかじめ毒出しレメディーを摂る必要があるわけではありません。
ホメオパシーには予防接種による害で悪化した状態をケアするという概念があります。
しかし、それは実際に接種で悪化した場合に検討すればよいです。
Q. レメディで症状が悪化することはありますか?
A. はい、あります。これには2つのパターンがあります。
1つ目は好転反応と呼ばれる一時的な悪化と、一方で、単なる悪化の場合もあります。
どちらのケースかを見極めるのは非常に重要ですので、自己判断はせず、必ず専門家にご相談ください。

Q. 40度の高熱を出しているときにレメディーを使うともっと高熱になるのですか?
A. いえ、その場合は好転反応はおきません
高熱がある場合は好転反応はです、レメディーで下がります。
ただし、フィットしているレメディーを取った場合ですが。
Q. 救急レメディーキットを使う上で気をつけることはありますか?
A. 保管方法や使用方法にいくつか注意点がありますが、高熱など緊急の場合はレメディーを取るタイミングは30分待たなくてよいです
- パソコンやテレビ、冷蔵庫など、電磁波の強い物の近くに置かない
- 直射日光を避け、常温で涼しい場所に保管する
- 香水やアロマなど、強い香りのするものの近くで保管しない
- レメディを摂る前後30分は、飲食や歯磨きを避ける
救急ホメオパシーキットを買ってテレビの上に置きっぱなしにしておくのはまずいです。
しかし、高熱などで(麻しんなどの病気で特に)レメディーを取るタイミングは30分待たなくても飲食の後でもレメディーをとって大丈夫です。
Q. 予防接種を打たず、風疹や麻しんなど子供の罹る病気にホメオパシーを使いたいです
A. これらの病気の場合、普段から専門家のホメオパスにかかって効くレメディーを限定しておくと比較的に簡単に効果をだしやすいのです
予防接種のを打つか打たないかはご自分で判断ください。
慢性病たとえばずっと治らない花粉症などよりは子供のかかる病気(麻しんなど)は、比較的ホメオパシーのレメディーが選びやすく効きやすいです。
とはいえ、緊急時に0からレメディーを選ぶのは精神面でも難しく、ポテンシーもプロではない人が使うレメディーでは効果がない場合も多いです。
しかし、お子さんの体質に効くレメディーを絞り込んでいれば、高熱を出したときも比較的レメディーが限定されますので、数種類を試せばよいです。
また効果がでるだけのポテンシーのレメディーもホメオパスの指導のもとつかえるので、いざという時のために子供のレメディーを準備して助かっているお母さんが多いと思います。
Q. 信頼できるホメオパスは、どうやって探せばいいですか?
A. そのホメオパスの人間性や基本的な姿勢を見ることが重要です。
私自身、ホメオパシーで人生が救われる前は、様々な治療法を渡り歩き、何を信じれば良いのか分からなくなった辛い経験があります(詳しくは私のプロフィールでお話ししています)
だからこそ、「この人なら信頼できる」と思える人を見つけるのが良いでしょう。
より詳しいホメオパスの選び方はこちらで解説しています。
予防接種に対する「あなただけの答え」を持とう
ここまで、予防接種に対する公的な見解と、ホメオパシーの考え方の両方をお伝えしてきました。
おそらく、あなたの頭の中は、まだ少し混乱しているかもしれません。
それで良いのです。それだけ、あなたが真剣にお子さんのことを考えている証拠ですから。
科学的なデータも、ホメオパシーの長い歴史に裏付けられた経験則も、どちらも尊重すべき大切な情報です。
しかし、それらはあくまで「判断材料」に過ぎません。
最終的に、あなたのお子さんにとっての「最善の答え」を出すのは、他の誰でもない、あなた自身です。
情報に振り回されるのではなく、目の前にいるお子さんの身体をよく観察し、母親としてのあなたの直感を信じてあげてください。
その上で、もし専門家の客観的な視点が必要だと感じたら、いつでも頼ってください。
私たちは、あなたが「あなただけの答え」を見つけるための、一番の味方です。
4回の手術経験で西洋医学の限界を痛感。
虐待のトラウマとアトピーを克服した私がたどり着いた方法”ホメオパシー”
【参考文献・引用元】
- 厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』(eJIM)「ホメオパシー」
- サミュエル・ハーネマン『医術のオルガノン』


